東洋学園大学(東京都文京区本郷)では、2025年7月9日から、全国の中高生が考案したキャッチコピーを展示する「TOGAKUコピージアム2025‐2026」を開催している。これは「第9回 宣伝会議賞中高生部門」において、「自分自身を応援する!!」というテーマで募集した作品の中から、協賛企業賞を含む27点の優秀作品を選出し、キャンパス内に展示しているもの。
「TOGAKUコピージアム」という名称は、コピーとミュージアムを組み合わせた造語で、東洋学園大学の特色である“人”をキーワードに構成されている。展示されているキャッチコピーは、「私に勝てる、私になる。」といった協賛企業賞受賞作をはじめ、「私は、あきらめなかった私で出来ている。」など、自分自身への応援をテーマにしたメッセージ性の強い言葉ばかりである。
展示は、学生の何気ない日常を写したスナップ写真と組み合わせて、大学のシンボルカラーである東学レッドと白を基調としたシンプルかつ印象的なデザインで構成されている。柱や床、壁面を活用して、1号館全体がまるで美術館のような空間に仕上がっており、訪れる者の目を引いている。
この企画は、高校生や在学生に向けて、同世代が生み出した言葉の力に触れることで、表現方法や視点の広がりを体感してもらうことを目的としている。また、オープンキャンパスに来場した高校生やその保護者に対して、東洋学園大学の理念や魅力をより深く理解してもらう機会にもなっている。あわせて、創立100周年を記念して策定された大学スローガン「進み続けることをやめない I WILL. I DO.」も昨年に引き続きパネル展示され、大学の歩みと決意を強く発信している。
展示は、同大学1号館の1階から5階までにわたり行われており、今後もオープンキャンパス来場者向けに公開される予定だ。キャッチコピーというシンプルな言葉の中に込められた、中高生たちの想いや希望を感じられるこの展示は、言葉の可能性と向き合う貴重な機会となっている。


