株式会社クロスメディア・パブリッシングは2025年7月7日、書籍**『映画ビジネス』**の第2刷重版を実施したと発表した。発売からわずか1カ月足らずでの重版は、異例の速さだ。
業界関係者から映画ファンまで、幅広い層から好評
本書は、映画業界紙記者として17年間取材を重ね、現在は映画.comの記者として活動する映画ジャーナリスト・和田隆氏が、映画製作から配給、興行、宣伝まで、映画産業の全貌を徹底解説した業界完全ガイドである。2024年には『ゴジラ-1.0』がアカデミー賞を受賞するなど、日本映画が世界で注目される中、映画業界の現在地と未来を知るための必読書として、発売前から注目を集めていた。発売前の予約段階(2025年4月23日)で、Amazonの「映画の特殊撮影」「映画ノンフィクション」など3部門でAmazonカテゴリー1位を獲得していた。読者からは「専門的な話がわかりやすく説明されている」「映画だけでなく、映画ビジネスも面白い」といった声が寄せられており、発売からわずか1カ月での重版決定へとつながったのだ。

映画業界17年の取材経験から明かされる、業界の表と裏
著者の和田隆氏は、1997年に文化通信社に入社後、映画業界紙の記者として17年間にわたり取材を重ねてきた人物である。大手映画会社から独立系配給会社まで、経営トップから現場まで、業界のキーパーソンに直接取材し、映画業界の表と裏を見続けてきた実績を持つ。本書では、その豊富な取材経験をもとに、映画がどのように企画され、製作され、観客のもとに届けられるのか、その全プロセスを詳細に解説している。『鬼滅の刃』や『THE FIRST SLAM DUNK』などの大ヒット作品の成功要因から、Netflix時代の配信ビジネス、さらには映画館の最新技術まで、映画業界の現在と未来を丸ごと描き出しているのだ。
日本映画の躍進とNetflix時代の変革を徹底分析
2024年は日本映画界にとって歴史的な年であり、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』が第96回アカデミー賞の視覚効果賞を、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション賞を受賞。さらに真田広之さん主演・プロデュースの『SHOGUN 将軍』が第76回エミー賞で史上最多18部門を総なめにするなど、日本のコンテンツが世界で高く評価された年である。
本書では、こうした日本映画の躍進の背景にある業界構造の変化や、製作委員会方式の功罪、デジタル化による制作環境の変革などを詳しく分析し、なぜ今、日本映画が世界で通用するようになったのか、その要因を業界の内側から解き明かしている。
また、動画配信サービスの台頭により大きな変革期を迎えている映画業界において、Netflixをはじめとする配信プラットフォームが映画産業に与えた影響も詳細に分析している。従来の映画館→DVD→テレビ放映という「ウィンドウ」の概念が変化し、製作から配信まで一貫して手がける新しいビジネスモデルが生まれている現状を詳しく解説しているのである。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000814.000080658.html




