大阪市西区・京町堀エリアを舞台に、独自性と創造力にあふれた次世代クリエイターを発掘・支援するアートイベント「ディファレント京町堀アートフェア2025」が、今年も開催される。主催は株式会社チグニッタが事務局を務めるディファレント京町堀アートフェア実行委員会で、現在クリエイターの参加エントリーを受け付けている。応募締切は8月6日(水)まで。
このフェアは「different = 他の誰とも違う」をテーマに、年齢・国籍・ジャンルを問わず、才能あるアーティストを国内外から募るもの。平面、立体、映像、現代アート、写真、イラスト、グラフィックデザイン、パフォーマンスなど幅広いジャンルの応募を受け付けており、過去作品での参加も可能となっている。
エントリーには、公式エントリーフォームからの申請と参加料の支払いの後、自らのクリエイターページを作成する必要がある。制作されたページはすべてフェアのオフィシャルサイトに公開され、国内外の審査員が閲覧。応募者全員に対してレビューも行われる。参加費は一般が税込8,800円、学生は4,400円。
審査員には、現代アート、イラスト、ポップカルチャー、工芸、映像、広告、Webなど多彩な分野の専門家が名を連ねており、選ばれたクリエイターにはアジア圏での作品発表の機会、企業とのコラボレーション、アートブック制作支援など、次のステップを後押しする具体的な支援が用意されている。
応募者の中から審査員が推薦作家を選出し、その中から最終的に約30名がフェア出展作家として選ばれる。選ばれた作家は11月1日から3日にかけて開催されるアートフェアで作品を展示し、審査員や来場者と直接交流を持ちながら、会期中に各賞が決定される。
昨年に続く開催となるこのアートフェアは、アート市場のグローバル化・デジタル化が進む一方で、国内の若手クリエイターが自身の作品を広く発信する機会が限られている現状を打破する取り組みでもある。日本国内のみならず、アジア進出のチャンスを手にできる貴重な場として注目が集まっている。