東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)は、2025年6月14日(土)と15日(日)の2日間にわたり、「TCA学園祭2025」を開催する。会場は同校内で、クリエイティブ分野に興味を持つ人々に向けた多彩なプログラムが展開される。

学園祭では、学生による体験型の企画、オリジナルグッズの販売、コンセプトカフェの運営、さらには著名クリエイターを招いたトークイベントなど、幅広い内容が予定されている。体験型出展では、缶バッジやステッカー作り、プラモデル制作、カードゲーム大会、VTuber体験、謎解きホラー屋敷、カジノゲーム、反射神経ゲームなど、多様なブースを設置。コスプレサークルによる撮影ブースや、学生作品の展示も行われ、来場者は学生たちの創造性と技術力を直に感じることができる。

カフェ出展では、「魔王城」「海の中」「サーカス」などユニークな世界観をテーマにした店舗が登場し、飲食だけでなく空間演出も楽しめる内容となっている。さらに、からあげや焼き鳥、フルーツ飴といった屋台フードも提供され、イベント全体を通して五感を使って楽しめる構成だ。

また、TCA在校生によるオリジナルグッズやイラスト集を販売する物販エリアも毎年好評で、今年は規模を拡大しての実施となる。イラストや雑貨など、ここでしか手に入らない作品が並ぶ予定だ。

特別イベントとしては、6月14日には漫画『ふつうの軽音部』(集英社)の原作者・クワハリ氏によるトークショーが開かれ、作品制作の裏話やクリエイターとしてのキャリアについて語られる。6月15日には人気イラストレーター・はむねずこ氏が登壇し、ライブドローイングとトークを披露する。SNSを中心に支持を集める彼女の繊細で色彩豊かな作品世界を、来場者はその場で体感できる。

TCA学園祭は高校生をはじめ、家族連れや地域住民など誰でも参加可能で、進学を考える人にとっては学校の雰囲気を知る貴重な機会にもなる。入場は無料だが、事前申し込みが必要となる。詳細や申し込みはTCA公式ホームページで確認できる。

東京コミュニケーションアート専門学校は、イラストやデザイン、ゲーム、アニメ、CGなどの分野で即戦力となるクリエイターの育成を目指す専門学校で、産学連携プロジェクトを通じて実践的なスキルを磨ける教育を行っている。4年制・3年制の学科を設け、個々の将来に応じた多様な進路支援を行っている点も特徴だ。

学園祭は、学生の学びの成果を広く一般に披露する場として位置づけられており、その内容は年々充実度を増している。クリエイティブの最前線に触れられるこの2日間に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。