レノボ・ジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜山太郎)は、2025年6月3日、27型QHD解像度に対応した液晶モニター「ThinkVision P27QD-40」と「ThinkVision T27QD-40」を発表した。両モデルともに、高精細な表示を可能にする2560×1440ドットのQHD解像度を採用し、視野角の広いIPS WLED液晶パネルを搭載している。いずれも4辺狭額縁のデザインを採用し、チルト、ピボット、スイベル、高さ調整が可能な多機能スタンドを備えることで、ユーザーにとって快適な作業環境を実現する。

また、目の疲労を軽減するNatural Low Blue Light機能や、ちらつきを抑えるフリッカーフリー技術、反射を防ぐ非光沢パネルを搭載し、Eyesafe認証にも適合。長時間の作業にも配慮した設計となっている。接続面では、USB Type-Cポートを中心にHDMI、DisplayPort、USB Type-A、RJ-45など豊富なインターフェースを備え、1本のケーブルで映像出力、データ転送、PCへの給電を同時に行うことが可能となっている。

ThinkVision P27QD-40は、映像制作や動画編集といった色再現性が求められる用途に向けたプロフェッショナルモデルである。10.7億色以上の表示に対応し、99% sRGB、98% DCI-P3、99% BT.709の色域カバー率を誇る。また、USB Type-C Gen2ポートは最大140Wの給電が可能で、DisplayPortによるデイジーチェーン接続にも対応。複数のモニターを効率的に活用できるほか、KVM機能やPiP、PbP機能も搭載しており、複数台のPCを使い分ける環境でも柔軟に対応できる。インターフェースにはHDMI 2.1やDisplayPort 1.4(入出力)、USB Type-C(Gen1およびGen2)、USB Type-A、USB Type-B、RJ-45などが用意されている。応答速度は6msで、OSDメニューを通じて4msに調整可能。リフレッシュレートは24〜120Hzで、輝度は最大350cd/㎡、コントラスト比は1500:1。スタンドを含むサイズは約613.4×195×384.1〜539.1mm、重量は約6.8kg。価格は税込72,600円で、6月3日より発売されている。

一方のThinkVision T27QD-40は、日常のオフィスワークをはじめとした幅広い業務に対応するスタンダードモデルである。QHD解像度に対応した27.0型ワイドのIPS液晶を採用し、色域は99% sRGBおよび99% BT.709に準拠しており、色の正確な再現が可能。USB Type-Cポートは最大100Wの給電に対応し、DisplayPort 1.4相当の映像出力機能を備える。接続端子として、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4(入出力)、USB Type-C(Gen1)、USB Type-A、RJ-45などを搭載しており、様々な周辺機器との接続が可能である。スタンドはP27QD-40同様に多機能で、高さ調整や画面回転などに対応。応答速度は6ms(OSDメニューで4msに調整可能)、最大輝度は350cd/㎡、コントラスト比は1500:1、リフレッシュレートは48〜120Hzとなっている。なお、T27QD-40はPiPおよびPbP機能には非対応。サイズおよび重量はP27QD-40と同じで、販売価格は税込60,500円、発売日は6月3日となっている。

ThinkVisionシリーズは、レノボが展開するビジネス向けディスプレイラインであり、今回の新製品2機種もそれぞれのニーズに応じた機能と性能を備えている。プロフェッショナルなクリエイティブ業務から日常的な事務作業まで、用途に応じた最適な選択肢を提供する。詳しい製品情報は、レノボ公式サイトにて確認できる。