現代美術家、パルラ(Jose Parla)氏による大規模な個展が、2025年6月20日(金)より東京都内2会場で同時開催される。本展は「日本」を共通のテーマに掲げ、ポーラ ミュージアム アネックス(銀座)とKOTARO NUKAGA(六本木)の2箇所で、パルラ氏の多岐にわたる芸術実践と、日本への深い敬意が表現された新作が披露される。
銀座と六本木で辿るパルラの軌跡と新たな地平
ポーラ ミュージアム アネックスでは、これまでの重要作品を中心に展示され、パルラ氏の芸術実践の軌跡と、彼が交流を深めてきたクリエイターたちとの関係性が紹介される。一方、KOTARO NUKAGAでは、パルラ氏が「友人たちへのオマージュであり、芸術の旅を豊かにしてくれた瞬間」と語る、待望の新作が発表されます。この新作には、日本文化への敬愛と、長年の芸術的探求の成果が凝縮されていると期待されている。
パルラの視覚言語を形成する多様な背景
1973年マイアミ生まれのパルラ氏は、アメリカ、プエルトリコ、キューバといった多様な移民文化の中で育った。この多文化的な環境は、彼の都市生活や芸術に対する理解に深く影響を与え、作品の重要なインスピレーション源となっています。彼の作品は、独特のカリグラフィーと、幾層にも塗り重ねられた絵肌が特徴で、都市の壁に残された記憶や痕跡を想起させると同時に、パルラ氏自身の経験が色濃く反映されている。
世界を巡る対話から生まれる独自の表現
世界中を移動する中で出会った都市や多様な表現との対話は、異なる抽象表現を交差させたパルラ氏独自の視覚言語の探求を促してきた。彼の作品は、言語やアイデンティティといった概念、さらには場所や空間の定義そのものに対して、詩的な問いを投げかけます。加筆や消去、重ね描きといった手法を織り交ぜることで、身体の動きを反映した絵画的な意識の流れを生み出し、視覚文化の既成概念への揺さぶりをかけるパルラ氏の作品は、来場者に新たな視点をもたらすことだろう。
本展は、パルラ氏の芸術世界を深く掘り下げるとともに、日本という共通のテーマを通して、彼の新たな創造性を発見する貴重な機会となる。

【開催概要】
ホセ・パルラ
「Home Away from Home」
KOTARO NUKAGA(六本木)
会期: 2025年6月20日(金)– 8月9日(土)
開廊時間: 11:00 – 18:00(火 – 土)
※日月祝休廊
オープニングレセプション: 2025年6月19日(木)18:00 – 20:00
※ホセ・パルラが在廊いたします。
会場: KOTARO NUKAGA(六本木)
〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F
POLA Museum Annex
会期: 2025年6月20日(金)– 7月27日(日)
開廊時間: 11:00 – 19:00(入場は18:30まで)
※会期中無休 ※入場無料
会場: POLA Museum Annex
〒104-0061東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F
協力: ユカツルノアートオフィス
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000071871.html