大阪を舞台にアートとデザインの魅力を発信する周遊型イベント「Osaka Art & Design 2025」が、今年も5月28日から6月24日までの4週間にわたり開催される。3回目となる今回は、梅田・中之島から心斎橋・なんば、さらに阿倍野までエリアを拡大し、大阪全体を巻き込んだ一大アートイベントとして展開される。

大丸梅田店では、同イベントに連動した数々の展示や企画が展開される。会場は4階から9階、11階、13階に及び、テーマである「Overlaps 重なる夢中」のもと、個性あふれるアーティストたちによる多彩な作品が並ぶ。

特に注目を集めるのが、6月4日から9日まで13階特設会場で開催される「BILIKEN CREATORS COOL OSAKA」だ。大阪に縁のある約60名のアーティストが集結し、幸運の神様「ビリケン」をテーマにしたアート作品を展示。絵画や彫刻、雑貨など、ポップでユニークな作品がアワード形式で紹介され、即売も行われる。ルネビリケンや「I’m BILLIKEN」など人気シリーズも登場し、大阪らしい明るく元気なアート空間が広がる。

また、5月28日から6月10日までは、4階から9階にかけて「NEW WAVE GALLERY」が開催される。ギャラリー龍屋がプロデュースし、次世代アーティストたちの独創的な世界観を紹介。墨や透明水彩、金箔を使った繊細な作品の数々が、訪れる人々を魅了する。

11階ではさらに多彩な展示が展開される。5月28日から6月3日までは、動物の生き生きとした表情を描いたパラアーティスト木下晃希による「KOKI ZOO 木下晃希どうぶつ画展」が開催され、温かみのある作品が心を和ませる。6月4日から10日には、廃材を使った立体動物アートで注目される「アレトコレ ココ展」が、6月11日から24日には、ポップアートで人気のハタヤママサオによる「NEW POP WORLD IN OSAKA」が続く。

さらに、妄想とユーモアを交えた動物の擬人化作品で知られるアサノジュンコの個展「妄想ニュータウン」が、5月14日から6月10日まで開催され、11階では同時期に、子供時代の空想をテーマにした「川平遼佑個展 Lost in Laundry」も開催される。

イベント期間中の6月7日と8日には、京都フィルハーモニー室内合奏団によるミニコンサートも実施され、アートと音楽の融合を楽しめるひとときが提供される。13階と3階のイベントスペースにて、それぞれ14時と15時から開演予定だ。

来場者特典として、5月28日から6月24日の期間中、大丸・松坂屋アプリで配信されるクーポンを提示すると、11階のART GALLERY UMEDAにて先着100名にオリジナルスケッチブックがプレゼントされる企画も用意されている。

アートとデザインが街に溶け込み、訪れる人々の感性を刺激する「Osaka Art & Design 2025」。大丸梅田店では、買い物の合間にアートを楽しめる贅沢なひとときを提供しており、大阪でしか味わえない芸術の祭典として多くの来場が見込まれている。