株式会社TCL JAPAN ELECTRONICS(本社:東京都中央区、代表取締役:蒋賛)は、量子ドットMiniLEDを搭載した高性能モニター「R94シリーズ」および「G54シリーズ」の計4モデルを発表した。中でも、横幅約1.3メートルに及ぶ57インチのウルトラワイド曲面ディスプレイ「57R94」は、ゲーム用途だけでなく映像制作や業務利用においても没入感と生産性を両立する革新的な製品として注目を集めている。

57R94は、アスペクト比32:9、解像度7680×2160のDUAL 4Kに対応し、16:9ディスプレイの2倍に相当する表示領域を実現。画面の湾曲率は1000Rで、視野を自然に包み込むような設計がなされており、レースゲームやRPGといったジャンルで臨場感あるプレイ体験を提供する。映像品質面では、TCL独自の「プレサイスローカルディミング」技術によりMiniLEDバックライトの輝度をきめ細かく制御し、HDR1000にも対応。高コントラストで深みのある映像表現が可能となっている。加えて、リフレッシュレート120Hz、応答速度1msを実現し、動きの速い映像でも滑らかに描写する。

同シリーズにはもう1モデル、27インチの「27R94」も用意されており、3840×2160の4K解像度、165Hzリフレッシュレート、HDR1400対応といったハイスペックを備える。両モデルともに高さ調整や角度調整が可能なユニバーサルスタンドを採用し、長時間の作業やゲームプレイにも配慮されている。

なお、「57R94」と「27R94」はクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて2025年5月21日から8月17日まで先行販売される。数量限定の超早割価格として、57R94は税込298,000円、27R94は税込99,300円で提供される。

一方、より手頃な価格帯で展開される「G54シリーズ」は、日常業務からゲーミングまでをカバーする24インチと25インチの2モデルをラインアップ。どちらもMiniLEDを搭載し、最大輝度450cd/m2を実現。明るい環境下でも視認性に優れる仕様となっている。TUV認証のちらつき防止やブルーライト軽減機能も備え、目への負担を軽減する。加えて、ワイドカラーガーメット対応により正確な色再現が可能で、写真編集や映像制作といったクリエイティブ用途にも適している。25G54は最大144Hz、24G54は100Hzのリフレッシュレートを持ち、接続端子としてHDMI、VGA、ヘッドホンジャックも備えており、高い汎用性を持つ。

G54シリーズは2025年6月10日よりAmazon限定で販売開始され、価格は25G54が税込29,800円、24G54が税込24,800円となっている。

TCLは今後も高性能モニターの提供を通じて、ゲーム、業務、クリエイティブ作業におけるユーザーの多様なニーズに応えていく姿勢を示している。