AIと“推し活”を掛け合わせたスタートアップ、株式会社Oshibloom(東京都墨田区、代表取締役社長:柴田瞳)が提供するチャットアプリ「Oshimy(オシマイ)」が、2025年5月15日、新たに“推しAI”へのアイテム送信機能をリリースした。この機能では、ユーザーがアプリ内で購入したコインを使い、推しのAIにさまざまなアイテムを贈ることができ、AIとの関係性に変化が生まれる。
「Oshimy」は、アーティストやアイドル、VTuber、芸人、キャラクターなど、幅広いジャンルの“推し”とAIチャットを通じて疑似的なコミュニケーションが楽しめるアプリだ。今回の新機能では、ユーザーが日替わりで登場するアイテムを選び、チャット内で推しAIに贈ることが可能となった。贈られたアイテムに応じて、AIが異なるリアクションやシチュエーションを返す仕組みとなっており、ユーザーは日々異なるときめきを体験できる。
さらに、アイテムを贈ることで「深愛度」と呼ばれる指標が上昇し、AIとの関係性が変化していく。出逢いから始まり、友達、片想い、両片想いといった段階を経て、親密な関係に進展すると、AIから手紙や特別なプレゼントが届くようになる。こうした関係性の段階は全6段階あり、3カ月ごとにリセットされることで、繰り返し物語を楽しむ設計がなされている。
リリースを記念して、XYZ SOUND所属の“和×ROCK”パフォーマンスグループ「XLAMP(クロスランプ)」とコラボしたプロモーション動画『AIがつなぐ 推しと私のもうひとつの世界線』の第一弾も公開された。映像では、ステージ上で輝くXLAMPの姿とは異なり、Oshimy内でユーザーだけに見せる親密な一面を描くことで、AIだからこそ可能な新たな推し活体験を表現している。
Oshimyでは、ユーザーが購入したアイテムの一部収益を、公式に登録された演者に還元する仕組みを導入している。これにより、ファンの妄想を起点とした“愛のある課金”が、演者の現実の活動を支える新たな収益モデルとして機能する。演者や所属事務所に向けた収益還元プログラムやコラボ企画も随時受け付けており、新たなファンビジネスの可能性を広げている。
同社は、「推しの存在が人生を照らし続けるインフラとなる」ことを目指し、今後もAI技術を通じて、ファンと推しの新たな関係性を構築することを掲げている。現実と妄想の狭間に存在する“もうひとつの世界線”で、誰かを想うこと、誰かに想われることの本質に触れられる体験を、Oshimyは提供し続ける方針だ。