大阪のクリエイター支援拠点である「クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック」は、2025年6月6日と7日の2日間、「この街のクリエイター博覧会2025」をマイドームおおさかで開催する。大阪・関西万博の開催期間中に合わせて行われるこの展示会は、過去最多となる182組の出展者が国内外から集結する大規模イベントであり、万博イヤーの象徴的な催しとして注目を集めている。
今回の博覧会には、大阪のデザイン、ウェブ、映像、ゲーム、建築など多彩なジャンルのクリエイターに加え、アジアやヨーロッパの海外クリエイティブ関連機関も初参加する。大阪は約15,000のクリエイティブ関連事業所と約22万人の従業者を抱える全国有数のクリエイティブ集積地であり、メビックはこの地域のネットワーク構築と産業振興を担ってきた。これまで大阪市内で行われてきた展示会の規模を大きく上回る今回の開催は、世界に向けて大阪の創造力を発信するまたとない機会となる。
博覧会の2日目には、18組が登壇する「プレゼンテーション・ステージ」も実施される。テーマは「大阪発、世界へ、そして共創へ」。大阪から生まれたさまざまなクリエイティブアクションや、アジア・ヨーロッパの団体による活動紹介、そしてメビックを起点とした最新のコラボレーション事例が披露される。登壇者には、インドデザイナー協会や香港デザインセンター、ハンブルククリエイティブ協会などが名を連ね、グローバルな視点から大阪のクリエイティブとの連携が語られる予定だ。
博覧会の参加は無料だが、事前の来場登録が必要。大阪のクリエイターと直接出会い、交流できる貴重な機会であり、新たなビジネスや国際的なコラボレーションが生まれるきっかけとなるだろう。産業と文化が交差する都市・大阪が、今こそその創造力を世界に示す。