note株式会社とその子会社Tales & Co.株式会社は4月22日、新たな物語投稿サイト「Tales(テイルズ)」を正式に公開した。サイトでは、誰でも自作の物語を投稿し、無料で閲覧することができる。作品は小説やマンガ、アニメ、映像といった多様なメディアへの展開が見込まれ、クリエイターの可能性を広げる新たな創作の場として注目されている。
Talesでは、3月にベータ版として執筆機能を先行公開しており、すでに多くの作品が投稿されている。本日より一般公開され、誰でも投稿作品を楽しめるようになった。
同時に、noteと共同開催する「創作大賞2025」のエンタメ原作部門および小説5部門(ミステリー/ホラー/恋愛/お仕事/ファンタジー)への応募受付もスタート。出版社、テレビ局、動画配信プラットフォームなど25のメディアが参加し、優れた作品は書籍化・連載化・映像化といったチャンスを掴むことができる。
運営体制も強化されており、TalesはnoteとTales & Co.の共同運営となる。両社はこれまでも創作支援やメディア連携を通じて数多くの作品を世に送り出してきた。こうした実績とネットワークを活かし、特定のレーベルに縛られない自由な発信を支える。
また、Talesではサイト内に表示される広告の収益を閲覧数に応じてクリエイターに還元する「パートナープログラム」も導入。創作活動を継続的に支援する収益モデルとして期待されている。
機能面では、読書傾向に基づく作品のレコメンド、ジャンル別ランキング、作品の読まれ方を可視化する分析機能なども順次提供予定。クリエイターにとっては作品づくりの参考になり、読者にとっては新たな作品との出会いの場となる。
Tales編集長・萩原猛氏は「Talesは、書く人・読む人・届ける人が出会う物語のゼロ地点。誰かの物語が、誰かの人生の一部になる未来を目指したい」とコメント。サイトを通じて、クリエイターと読者、そしてメディアが繋がる新しい物語の循環を生み出すことを目指す。
物語投稿サイト「Tales」は、公式サイトおよび公式Xからアクセス可能。創作大賞への応募や作品閲覧など、誰でも気軽に参加できる。