株式会社ワクワクプロジェクト(本社:愛知県名古屋市)は4月21日、パラパラ漫画のフリー素材を無料でダウンロードできる新サービス「ドキュメーションBOX」を公開した。あわせて、同サービスに登録するパラパラ漫画家の受付も開始した。
「ドキュメーションBOX」は、東京に集中しがちなクリエイター人材の分散を目指し、全国のパラパラ漫画家が活躍できる場として立ち上げられたもの。第一弾クリエイターとして、ビジネス用途のパラパラ漫画制作や短編映画の制作で知られるセンガ ケンゾウ氏が参加し、高品質な素材提供をスタートさせている。
本サービスの特徴として、登録されているすべてのパラパラ漫画素材は完全無料でダウンロード可能。GIFおよびPNG形式に対応しており、用途に応じて使い分けられる。素材はプロ作家によるもので、クオリティも折り紙付きだ。
活用シーンとしては、ビジネス向けのプレゼン資料やYouTubeなどの動画コンテンツ、漫画やイラストの参考資料などが想定されている。
今後は、素材の充実を進めるとともに、既存の人気キャラクターやIPとのコラボレーション、さらにはパラパラ漫画家の発掘・育成、グローバル展開支援までを視野に入れている。また、企業からのオリジナル制作依頼にも対応する予定で、LINEスタンプなどへの展開も検討中だ。
ワクワクプロジェクトの代表・古田正義氏は、「社会課題やビジネスニーズを、パラパラ漫画というユニークな表現で伝える作家たちが全国に活躍の場を得られるよう、この取り組みを全国に広げていきたい」と語る。
「地域とクリエイターが一緒に未来をつくる仕組み」を掲げるこのプロジェクト。全国の企業やクリエイターにとって、新たなコラボレーションのきっかけとなりそうだ。