デザインを体感する展覧会「デザインあ展neo」が虎ノ門ヒルズの情報発信拠点「TOKYO NODE(東京ノード)」で開幕。

「デザインあ展neo」は、NHK Eテレの番組「デザインあneo」のコンセプトを体験の場に拡げる展覧会です。全国を巡回した前回からおよそ4年ぶりの開催となり、過去の「あ展」で取り上げてきた「モノ」から「行為(動詞)」へとテーマに新たにして、こどもたちにデザインを通した思考や発見の楽しさを伝える。会場となるTOKYO NODEのギャラリーは東京タワーの展望台を見下ろす地上220メートルに位置しており、およそ1,500平米・最大高さ15mのユニークな空間を使った大型展覧会となる。

名称:デザインあ展neo( Design Ah! Exhibition neo )
会期:2025年4月18日(金)~ 9月23日(火 ・ 祝)
開館時間:10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
※ただし4月23日(水)および各月第一 ・ 第三水曜日は17:00閉館(16:30最終入場)。9月17日(水)は19:00閉館。
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
料金(日時指定制):2,500 円(一般)、1,200円(高校生/中学生)、1,000円(小学生)、500円(2歳以上)、無料(2歳未満)
※小学生以下の入場には保護者の同伴が必要。 ※障がい者の介助者の方は1名無料。
主催:TOKYO NODE、NHK、NHKエデュケーショナル、NHKプロモーション
特設サイト:https://exhibition-ah-neo.jp/

各展示室には「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」などといった動詞ごとに、観察・考察・体験のステップで構成された35点の作品が並ぶ。

展示室に入ってすぐに出迎えるのは、天井から吊り下げられた巨大な「あ」の文字。その足元には、日常のさまざまな行為を想像させる「動詞の庭」が広がり、鑑賞者に本展のテーマである「行為(動詞)」を印象づける。
「あるく」から始まる展示群は、観察・考察・体験など異なるアプローチの作品でそれぞれの行為を紐解いていく。「あるきカタログ」は、6つのブースでそれぞれの体験者がカメラに指示されたポーズをとると、その写真がパラパラ漫画のようにつながり、まるで歩いているように見える作品。普段あまり意識しない「あるく」という行為が、どのような要素から成り立っているかをあそびながら考察する。

次の展示室では、3メートル超の巨大なお箸につままれる気分を体験する「たべられるきもち」(たべる)や、小学校でおなじみの木の板とパイプでできた『学童イス』が、機能や特性が異なるさまざまなイスになる「学童イスのゆめ」(すわる)、身の回りにあるさまざまな持ち手およそ1,500個が壁からびっしりと生えた「もちてのむれ」(もつ)、ほかにも「はなす」「かく」「すてる」「こわす・なおす」「さがす」をテーマにした、遊び心と発見があふれる作品が続きます。さらに番組で放送しているコーナーと同じ体験を楽しめる「デッサンあ」や、「みんなのあ」といったコンテンツもご用意している。

その先に続くのは、「デザインあneo」ならではの映像の部屋。360度のスクリーンいっぱいに踊る「あ」の文字によるダンスムービーや、スクリーンの中の映像と体験者のからだの動きが連動するかのような作品「DO IT!」など、映像に没入できる体験が楽しめる。

本展の制作に関わる、豪華なクリエイター陣にも注目。開幕前日に行われたメディア向けの先行内覧会では、本展総合ディレクターの佐藤卓氏、映像ディレクターの中村勇吾氏、音楽ディレクターの蓮沼執太氏の3名が登壇。それぞれ以下のようにコメント。

本展総合ディレクター 佐藤卓氏

今回の開催にあたり、全員で相談しながらいろいろなアイデアを出し合って「行為(動詞)」というテーマを見つけました。日常生活にデザインと関わりのないものは何ひとつないのであれば、こどもの頃からデザインマインドは育んだほうがよいのでは、という番組づくりでの一貫した思いが、この展覧会にもつながっています。過去の「あ展」をご覧になった方もいい意味で裏切られるような新しい展示になっていると思うので、ぜひたくさんの方に来場いただいて、「デザインっておもしろいな」「デザインが世の中をゆたかにしていく力になるかもしれないな」ということを感じていただけたらうれしいです。

本展映像ディレクター 中村勇吾氏

今回の「あ展neo」は、自分たちで言うのも何ですがかなり粒ぞろいの作品に仕上がったと思います。番組のコーナーを作っているクリエイターたちや作家が参加して、それぞれの得意分野で力を発揮して作り上げた展示です。こどものための展覧会ですが、こどもを「こども扱いしない」という番組のポリシーは「あ展neo」にもつながっていて、おとなが見てもおもしろい展覧会になったと思います。

本展音楽ディレクター 蓮沼執太氏

日本でもトップクラスのクリエイターの方々と制作に取り組み、全力で音楽を作ってきましたが、その「デザインあneo」が展覧会になるということで、ここまでご一緒できて本当によかったと感じています。自身は音楽の担当ですが、展覧会には多くのクリエイターが関わっており、その方々の力が結集した展示になっています。ぜひ、全身で楽しんでほしいです。

デザインあ展neoとは

「デザインあ展neo」とは、NHK Eテレで放送中の番組「デザインあneo」(https://www.nhk.jp/p/ah-neo)のコンセプトを、実際に体験できる展覧会です。過去 2 期にわたり累計 116 万人を動員した「デザインあ展」をアップデートし、歴代最長会期で開催いたします。今回は、こどもたちにデザインについてさまざまな思考 ・ 発見を楽しんでもらうコンセプトはそのままに、新たなテーマの作品を展示。また、映像と音楽をからだいっぱい感じる作品など、「あ展」ならではの作品群をパワーアップして展開します。さらに、虎ノ門ヒルズ内の飲食店で提供される開催記念のスペシャルメニューに加え、街の中にも「あ」の装飾が登場。展示室を出たあとも、虎ノ門ヒルズのあちこちで「デザインあ展neo」をお楽しみください。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000048109.html