日本全国から地元の魅力を表現したポスターを募集する「Rethink Creative Contest」。今年は日本全国から過去最多となる601作品の応募があり、その中から特に地域の魅力を新たな視点で表現された優秀な59作品が決定した。

『Rethink Creative Contest 2023』 地元の魅力を表現した優秀作品59作品を決定!

6回目の開催となる今回は、全国から過去最多となる601作品の応募の中から選出。地域の活力でもある「お祭り」を特別テーマとして設け、自治体の協力のもと「自治体賞」の設置を初めて行い、これらを含む59作品の受賞が決定。特別審査員には、デザイン初心者必携の「なるほどデザイン」の著者である筒井美希さんをはじめ各分野のスペシャリスト5名を迎え、①着眼点がおもしろいか/②「Rethink=視点を変えて考えること」ができているか/③伝わりやすいデザインになっているかの3点を基準に、採点式にて厳正なる審査を行った。基本テーマのRethink PROJECT賞(最優秀賞)に輝いたのは、西村秋風さん作 「空気でごはんがすすむまち」。鹿児島県枕崎市の空気感・匂いがポスターを通して伝わってきた点、それを表現する写真やコピーセンスが高く評価された。

特別テーマ「お祭り」のRethink PROJECT 賞は、大橋やや子さん作 「意外とレアだった⁉︎ 男鹿のナマハゲ」。怖い顔のイメージがあるナマハゲを、ポップで親しみやすく表現した点や、「男鹿のナマハゲ」だからこそ使える表現や視点が好評だった。

基本テーマ Rethink PROJECT賞 (最優秀賞)

●基本テーマ
あなたの地元の 「当たり前だと思っていたこと」「意外と知られていないこと」「ちょっと残念なこと」 を、見方を変えて魅力的に伝えてください。

作品説明
鰹節の生産量日本一を誇る鹿児島県枕崎市は、市内に47軒もの鰹節工場を構え、実際にまちの中でも鰹節を燻す香りが漂っています。
そこにいるだけでつい白ごはんがすすむ枕崎。ぜひ一度、美味しい空気をご賞味ください。

西村秋風
2004年生まれ。鹿児島県鹿児島市出身。
鹿児島県立短期大学 生活科学科にてグラフィックデザインを学ぶ、現在19歳の短大1年生。曽祖母の家がある鹿児島県枕崎市に思い入れがあり、将来、枕崎市を少しでも盛り上げる活動がしたいと移住を計画中。

特別テーマ Rethink PROJECT賞 (最優秀賞)

●特別テーマ
あなたの身近な 「お祭り」 を あなたならではの切り口で魅力的に伝えてください。

作品説明
なまはげの存在は全国的に知られているが、他県の人との会話でその文化が一部地域にしかいないことを伝えると、驚かれる経験をした。一部の地域で、中でもたった1日と限定的であることに着目し、限定感に目を引き、魅力的に感じるスーパーの特売チラシ風に表現。また、祭りの様子はあえて描かないことで興味をそそらせ、実際に訪れて見てほしいという思いを込めて制作した。


大橋 やや子
グラフィックデザイナー
秋田県出身。女子美術大学卒業後、広告制作会社にデザイナーとして勤務。キャンペーンビジュアルや、グッズのアートワーク、キャラクターのイラストなどを担当。

『Rethink Creative Contest』について  
2018年より実施している「Rethink Creative Contest」は、デザイン経験がなくてもチャレンジできる、アイデア重視のクリエイティブコンテストとして、あなたが暮らす地域をRethinkして、その地域の魅力を今までにない切り口でアピールしたポスターを募集しています。作品応募者が暮らす(所縁がある)地域の「当たり前だと思っていたこと」「意外と知られていないこと」「ちょっと残念なこと」を、見方を変えて魅力的に伝えてください。ビジュアルの完成度も審査対象ですが、それよりもアイデアの切り口や面白さを重視します。クリエイティブ制作が得意な方はもちろん、そうでない方もアイデアを伝わるカタチにすることで、誰もが応募できるコンテストです。これまでの審査結果に関しては、Rethink Creator PROJECTの公式サイトをご覧ください。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000033716.html