株式会社No Companyは、Z世代の学生による就職活動時のSNSやWebサイトの活用実態についてアンケート調査を実施。就職活動中の大学生241名から回答を得た。

調査概要:
調査主体:株式会社No Company
調査時期:2023年6月8日~6月15日
調査方法:インターネット調査
対象エリア:日本全国
調査対象:19歳~22歳の就職活動をしている大学生
有効回答数:241人
※設問ごとの有効回答数を「n=」で記載しています。
「株式会社No Company調べ

就活生による就職活動でのSNS利用について

(結果)就職活動においてSNSで情報収集すると回答した就活生は58.1%
(考察)就職活動においてSNSで情報収集をすると回答した就活生は58.1%で、昨年調査(57.2%)と同等という結果となった。

(結果)企業情報をSNSで検索する就活生は55.2%
(考察)SNSの検索機能で企業名などを検索し情報収集している学生は55.2%と、半数以上がSNSでも検索機能を使用していることが分かる。

(結果)タイムパフォーマンスを意識するが68.6%
(考察)就職活動の情報収集にSNSを利用する学生は、タイムパフォーマンスを強く意識していることが分かる。

(結果)「非常に上がった」、「やや上がった」の合計が64.7%
(考察)68.6%の学生がSNS上で企業の情報を検索し、その情報を見て64.7%が選考や入社意向度を高めていることが分かります。2022年に当社が取った同様のアンケートでは「非常に上がった」が17.3%で今回の約半分でした。SNSの情報が学生の就職活動にとって大きな影響を持ち始めていると言える。

(結果)「1日の仕事の流れ」(41.1%)、「社内の人間関係・職場の雰囲気」(37.3%)、「福利厚生」(35.3%)がトップ3
(考察)就活生は、就活ナビサイトなどに掲載されている会社概要の説明のような情報だけでなく、カジュアルな情報も含めて働き方や人間関係など自身の入社後がよりリアㇽにイメージできる情報を求めていると言える。

(結果)X(旧:Twitter)(48.5%)、Instagram(42.7%)、YouTube(41.1%)がトップ3
(考察)長文の記事が載せられる採用関連メディア、note、就活関連メディアなどよりも、掲載文字数が少ないSNSが上位に来る結果となりました。調査のフリーコメントでは「YouTubeだと倍速視聴ができるので効率的」といった回答もあり、これらの結果は就活生のタイムパフォーマンス(タイパ)志向の表れであると推測される。

(結果)「画像」(48.5%)、「短尺動画」(44.8%)、「テキスト」(32%)がトップ3
(考察)これまで、企業の情報発信フォーマットとして最も一般的だった「テキスト」を「画像」と「短尺動画」が大きく上回る結果となった。ここで学生が選んだ画像コンテンツは主にInstagramやX(旧:Twitter)で配信されるもの。ビジュアルで世界観を訴求するものだけでなく、文字情報を載せた画像コンテンツが多く含まれる。

「短尺動画」は、主にTikTokやYouTubeショート、Instagramのリールが代表的な例で、15~60秒前後で作成されている。隙間時間で簡単に視聴でき、効率的に情報収集ができる点が人気。また動画の場合は、画像やテキストよりも実際の雰囲気が伝わりやすい点が好まれているようだ。現状では短尺動画による情報発信例(※)は少数ですが、徐々に増え始めている。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000089446.html