転職サイト「ビズリーチ」は、ビズリーチ会員にアンケートを実施し、年収750万円以上のビジネスパーソンの年収に対する意識調査※1を実施(有効回答数:494)。7月初旬に発表された5月の「毎月勤労統計調査」(速報)※2によると、実質賃金は前年同月比1.2%減で14カ月連続マイナスとなりました。そのようななか、年収750万円以上のビジネスパーソンは現在の年収に満足しているのか調査したところ、53.5%が満足、46.6%が満足していないと回答し、それぞれ約半数という結果になった。

3年後の希望年収を実現するための方法は、「年収の高い企業への転職」「副業・兼業」「リスキリング」が上位に

3年後の希望年収について年収を上げたいと回答した方に、それを実現するための具体的な方法を聞いたところ、「年収の高い企業への転職(65.0%)」が最も多く、次いで「副業・兼業(32.8%)」「リスキリング(スキルや資格を増やす)(24.3%)」「投資(24.3%)」という結果に。

転職経験の有無で比較したところ、転職経験のあるビジネスパーソンのほうが「年収の高い企業への転職(66.6%)」「ストックオプション付与のあるスタートアップへの転職(14.2%)」と回答した割合が高く、転職経験のないビジネスパーソンは「リスキリング(スキルや資格を増やす)(31.7%)」の割合が高い結果となった。

また、転職により年収が上がった経験があるか聞いたところ、転職回数が1回のビジネスパーソンは、「ある」の割合が63.9%だったのに対し、転職回数が2回の場合は81.0%、3回の場合は89.7%と複数回転職を経験しているビジネスパーソンのほうが高い傾向が見られた。

株式会社ビズリーチ 代表取締役社長
ビズリーチ事業部 事業部長 酒井哲也氏
今回の調査で、年収750万円以上のビジネスパーソンのうち、約半数が現在の年収に満足していることが分かりました。また転職を通じて年収を上げている方も多く、3年後の希望年収を実現する具体的な方法として、年収の高い企業への転職を考える方は6割以上にのぼります。ビジネスパーソンが自身のスキルや経験、仕事内容に応じた報酬を得るため、転職やリスキリングなどの変化をいとわなくなるなかで、企業は、事業成長に寄与できるビジネスプロフェッショナルを採用するために、市場の評価を把握し、それに応じた適切な報酬を提示できることがより求められていくのではないでしょうか。
またビジネスパーソンにとって、自身のスキルや経験を市場に公開し、市場価値を測り続けることは、キャリアの選択肢を増やし可能性を広げることにつながります。多くの選択肢を知り、自ら覚悟を持ってキャリアを選択する経験が、より年収に対する満足度につながるのではないでしょうか。ビズリーチは今後も、会員の皆様のキャリアに寄り添いながら、キャリアにおける選択肢を増やし、可能性を広げていくとともに、即戦力人材の採用支援を通じて企業の事業成長に貢献してまいります。

※1:調査概要
調査内容:年収に関するアンケート 調査期間:2023年5月8日~5月14日 
調査対象:年収750万円以上のビズリーチ会員 回答数:494
・回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合や、内訳の合計と総数が合わない場合があります。
・本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。
※2:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年5月分結果速報」
URL:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r05/2305p/2305p.html

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000544.000034075.html