Indeed Japan株式会社は、50代以降の方々のセカンドキャリア構築や仕事探しを支援するため、「シニア期に向けた『キャリア棚卸&発見シート』」をリニューアル。さらに、50代以上の住民や従業員のこれからのキャリア支援を考えている自治体や企業・団体に向けて、必要部数を無料で提供することを発表した。

Indeedの検索画面上で、「60代」に関連したキーワードを入れて仕事検索がされる割合は、過去4年間で2.6倍になっていることが判明。都道府県別に見ると、検索数の増加率が高かった上位4位は、石川県・大阪府・北海道・千葉県だった。この中の千葉県において、50代以上の就業支援に取り組む柏市の、柏市生涯現役促進協議会において、今月から『キャリア棚卸&発見シート』を設置。柏市や近隣地域に住む方は、無料で本シートを入手し、活用することが可能だという。

シニアの就業に関する社会変化と課題

2021年4月1日に施行された改正高齢者雇用安定法により、65歳から70歳までの労働者の就業機会を確保するため、事業主に対し「70歳までの定年引上げ」「70歳までの継続雇用制度」などの措置を講ずる努力義務が設けられた。また、2022年4月より、年金制度改正法等の施行により年金制度の一部が改正され、繰下げ受給の上限年齢が引上げられました。これらの環境変化に伴い、今後も働く高年齢層が増えていくと考えられる。

実際に、総務省の統計データでは65歳以上の高齢者の就業者数は増加(※1)傾向に。Indeedの調査でも50代〜70代の約6割がシニア期も働く意欲・必要性を持つ(※2)一方で、9割以上が働くことに不安や課題を抱えている(※2)こともわかっている。シニアの仕事探しや就労には多くの課題や障壁が存在している。

昨今、仕事探しや就労にあたってはシニア特有の障壁が存在している。そこでIndeedは、セカンドキャリアコンサルタントの髙橋伸典氏と共同で、『キャリア棚卸&発見シート』を開発し、2022年12月に公開。また、柏市生涯現役促進協議会が主催する『55歳からの柏セカンドキャリア塾』において、本シートを使ったワークショップを開催し、55歳〜69歳の方々に活用していただいた。この度、実際に『キャリア棚卸&発見シート』をご活用いただいた方々からのご意見等を元に、より使いやすく有用なものとなるようにリニューアルし、本日より特設サイト上で無料公開いたします。特設サイト上では、『キャリア棚卸&発見シート』の使い方の説明の他、50代以降の方々の仕事探しや就労に役立つ情報も掲載している。

※1: 総務省統計局「統計トピックスNo.132 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」(https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1292.html)より
※2: 2022年9月Indeed調査結果(https://jp.indeed.com/press/releases/20221007)より

シニア期に向けた『キャリア棚卸&発見シート』について

【入手方法】
以下の特設サイトにアクセスし、必要事項を誤入力いただくと、無料でダウンロードできます。
特設サイトURL:https://jp.indeed.com/cm/senior
特設サイト内容:
『キャリア棚卸&発見シート』の使い方説明
『キャリア棚卸&発見シート』の利用者の声
50代・60代からの仕事探しやキャリア構築に役立つ情報(Indeedキャリアガイドの記事紹介)

【『キャリア棚卸&発見シート』をご利用いただきたい方】
50代・60代に入り、定年退職後のキャリアについて改めて考えたいと思っている方
シニア期に入り、新しい仕事を探す上で、自分にはアピールできる強みがないと思っている方
これからの人生におけるセカンドキャリアを考えるにあたって、客観的に自分を見つめ直したいと思っている方

「60代」をキーワードとした仕事検索割合の推移

2019年1月から2023年1月の過去4年間において、Indeed上で「60代」に関連するキーワードを用いた仕事検索の推移を調査したところ、「60代」の仕事検索数は2.6倍に。都道府県別にみると、すべての都道府県で検索数が増加していることがわかった。最も増加率が高かったのは石川県で3.9倍、最も増加率が低かった山形県でも1.6倍に増加していました。3倍以上の増加がみられた都道府県は上位から順に、1位 石川県(3.9倍)、2位 大阪府(3.4倍)、3位 北海道(3.3倍)、4位 千葉県(3.3倍)、5位 青森県(3.2倍)、6位 埼玉県(3.2倍)だった。

【注】本データは、2019年1月〜2023年1月における仕事検索数100万件あたりの各月の平均推移を示したものであり、実数字ではない。

【注】本データは、各都道府県における仕事検索数100万件あたりの仕事検索数の増加割合を、2019年1月と2023年1月で比較したもの。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000028842.html