ナイル株式会社は、運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、Twitterの利用状況に関するアンケート調査を実施。その結果を発表した。

調査概要
調査対象:全国の10代から60代以上の男女 4,371人
調査機関:自社調べ(調査ツールFastask使用)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年2月3日~2月14日
有効回答数:995人(毎日利用する:661人/2022年11月以降に退会済み・休眠:334人)

調査結果サマリー

・67.6%がTwitterの利用経験あり。退会済み・休眠ユーザーは16.5%
・利用環境はスマホ版「公式アプリ」が73.5%で最多。2位はPC(15.1%)
・Twitter利用者のうち、81.1%が毎日利用
・利用目的は「自分の趣味や興味関心のある分野の情報収集」
・毎日Twitterを利用する19.3%がサービスに不満
・Twitter買収後に他SNSへ移行を検討した人は29.1%
・(現ユーザーの)移行検討理由は「有料化」。続いて「終了する可能性」
・(退会済み・休眠ユーザーの)移行検討理由のうち、「クライアントアプリの停止」が19.2%
・運営する企業への印象が悪くなったと感じている人は13%
・移行先候補1位はInstagram。Mastodonへは5%未満
・移行しない理由は「終了すると決まったわけではないから」が40.8%で最多

毎日Twitterを利用するユーザーの19.3%がサービスに不満

全国の男女4,371人への事前調査で、「Twitterをスマートフォンで毎日利用する」と回答した661人を対象に、現在のTwitterに対する満足度を調査した結果、61.1%が「まあまあ満足」と回答。
「少し不満(14.5%)」と「かなり不満(4.8%)」を合わせると、不満を感じている人は19.3%となった。

Twitter買収後に他SNSへ移行を検討した人は29.1%

Twitter買収後(2022年11月以降)に、他SNSへの移行を検討したことがある人の割合は、毎日利用している人の29.1%だった。検討した人の内訳をみると、「移行先を検討している(10.0%)」よりも「検討したが、特に何もしていない(14.8%)」が上回っています。また、既に移行先を持っている人、移行したがTwitterに戻ってきた人は5%未満と、実行した人は実際のところあまり多くないようだ。「検討したが、何もしていない」と「検討したことはない(61.9%)」を合わせた76.7%は、Twitterを継続する可能性が高いと考えられる。

(現ユーザーの)移行検討理由は「有料化」。続いて「終了する可能性」

他SNSへの移行を検討したことがある人へ、その理由を聞いたところ、最も多かったのは「サービスが有料化する可能性」で28.1%、続いて「サービスが終了する可能性(18.2%)」。買収直後の昨年11月、有料化の可能性が話題になったことが、現ユーザーにとって移行検討のきっかけになったのではないだろうか。3番目は「Twitterクライアントアプリが停止」は15.1%で、APIの影響で利用していたサードパーティ製クライアントアプリが終了したことが影響していると考えられる。なお、移行検討者の13%が「運営企業に対する印象が悪くなった」と回答している。

続いて、2022年11月以降にTwitterを退会済み・休眠ユーザーに対し、他SNSへの移行を検討したことがある人へ、その理由を聞いたところ、最も多かったのは「フォローしている人が辞めた(25.0%)」で、2番目は「サービスが終了する可能性(21.2%)」だった。3番目は「Twitterクライアントアプリが停止」で19.2%、毎日利用しているユーザーと同じく、約2割がサードパーティ製クライアントアプリの終了に伴い、他SNSへの移行を検討しているようだ。

移行先候補1位はInstagram。Mastodon、Discordへは5%未満

移行を検討したことがあるユーザーの移行先候補を調べた結果、TOP3は「Instagram(33.8%)」、「LINE(23.3%)」、「YouTube(15.8%)」。Twitterに代わるSNSとして注目されている分散型ソーシャルメディア「Mastodon(マストドン)」や「Discord」はいずれも5%未満となっている。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000055900.html