「現代社会におけるハードウェア先⾏の都市開発の在りかたを⾒直したい」。世界的建築家・隈研吾のそんな呼びかけに、不動産を持たないコミュニティーディベロッパー・東邦レオ株式会社が呼応する形で、2020年よりスタートしたプロジェクト。その一環として、大阪中津を拠点とする企業「西田工業株式会社」もプロジェクトに参画し、大阪中津のまちに集う人々が主役の新しいまちづくりのプロジェクトがスタートする。
「人々が主役」のまちづくり…本プロジェクトについて
2020年より、両者の間で50回以上のディスカッションと、数回の社会実験を行ってきた東邦レオと建築家・隈研吾⽒。今回の新プロジェクトでは、大阪・中津のまちづくりを行う。隈研吾氏が手がける中津の西田ビルのリノベーションを起点に、地域の人々や多様なテクノロジスト・アーティスト・アカデミアたちが街に集まり刺激し合い、さまざまな魅力が人を引き寄せる、「人々が主役」のまちづくりになるようだ。
近年大規模な再開発が進んでいる大阪駅前エリアの中でも、今回のプロジェクトでは、クリエイティブで有機的なまちづくりをキーワードとしており、また、メタバースを活用したゲームやエンタメのコンテンツ、福祉や教育とメタバースを掛け合わせたワークショップ、バーチャルオフィスやバーチャルショールームなども多数予定しているという。
オープニングイベントも開催予定
本プロジェクトの正式発表会も兼ねて、大阪・中津、東京・築地、ゲストタウンのドイツ・ベルリンの世界3都市と、メタバース空間を繋ぎ、会場とオンラインのハイブリッド形式でオープニングイベントを11月18日(金)に開催する。今回、メタバース会場として、3つのリアル会場をつなげるバーチャルの地下森林空間「リゾーム(地下茎)」を開発しました。ユーザーはアバターとなり、このリゾームを通って各都市を移動できるようになります。この新たなメタバース空間は、イベントにて初公開する。
イベントでは、以下の4つのテーマを柱にトークを行い、メタバースの双方向性を生かしたゲストとの交流・懇親会を行う予定だ。
・新しいまちづくりプロジェクトの概要発表
・東邦レオ×隈研吾x西田工業との間で続けてきたディスカッションの振り返り
・エキスパートによる、「新しいまちづくり」とメタバースの可能性について討論
・ゲストタウン、ベルリンの市民によるまちづくり事例の紹介
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000003706.html