クリーク・アンド・リバー社(以下C&R社)のプロフェッショナルエデュケーションセンター(PEC)では、アートやコンテンツを活用した地域振興に関心ある、地域企業や自治体職員の皆様、コンテンツクリエイター・コンテンツ企業の皆様に向けた、受講無料のWebinar「杉浦幹男氏が聞く、アート・コンテンツと地域振興シリーズ」を開催します。
全国の地域・自治体で文化政策やコンテンツを活用した地域振興施策が注目されていますが、「その成果が説明しにくい」「推進する自治体職員や地域の方々からの間で知識・理解の差が大きい」というお悩みをよく耳にすることがあります。
そこで「文化の部署は初めてで…」という自治体職員の方や、コンテンツ制作以前に地域の方々とのコミュニケーション・共通言語に苦戦するコンテンツクリエイター・企業の皆様に向けたセミナーシリーズを開催します。
今回のシリーズでは、自治体職員の皆さま、行政に提案したいコンテンツクリエイター・企業や芸術文化団体の皆さまに向けて、全国各地で地域アーツカウンシルを設立してきた杉浦氏が、芸術文化の第一線で活動している多様なゲストを迎え、地域振興の効果や行政との関係を踏まえた文化政策の立案、導入、評価などについて、ざっくばらんにお聞きします。
第18回(2026年1月16日開催)・第19回(2026年2月20日開催)では、近年全国各地で実施されているプロジェクションマッピングについて、2回に渡って考えていきます。
プロジェクションマッピングは全国各地に広がっていますが、観光集客、特にインバウンド客へのサービス向上、ナイトカルチャーの創出につながっているのでしょうか?また、今後、地域文化の一つとして定着していくのでしょうか?
地域における文化観光の一手としてのプロジェクションマッピングのあり方、活かし方を考えてみたいと思います。
第18回では、焼失した首里城を舞台にプロジェクションマッピング事業を仕掛ける、株式会社シュガートレイン代表取締役 井手裕一氏をお招きし、沖縄での挑戦の背景、経緯から首里城、そして沖縄でのプロジェクションマッピングの意義・成果と今後の展望について、お話をうかがいます。
▼こんな方におすすめ!
- 地方創生・地域振興・街づくりなどに興味のあるクリエイターの方
- 地方に拠点を移したいクリエイターの方
- 行政の仕事をしてみたいクリエイターの方
- 地域振興に関心ある地域企業の方
- 地域振興に取り組んでいる自治体職員の方
▼こんなことをお話します
ゲストが手がけた地域振興の事例紹介と、その効果や企画・実施段階での工夫等についてお聞きします。
◇ゲストによるプレゼンテーション
◇ディスカッション
※都合により予告なく内容が変更となる場合があります。
開催概要
| 開催日時 |
2026年01月16日(金)19:00〜20:00 |
|---|---|
| スケジュール |
19:00 ウェビナー開始(開始5分前から入室可能) 19:50 質疑応答 20:00 終了予定 |
| 開催形式 | オンライン開催 |
| 登壇者 |
杉浦 幹男(すぎうら・みきお)氏
インディペンデント・ディレクター
井手 裕一(いで・ゆういち)氏
株式会社シュガートレイン 代表取締役 |
| 参加対象者 | 行政に提案したいコンテンツクリエイター・企業や芸術文化団体の皆さま 地域振興に関心ある地域企業や自治体職員の皆様 等 |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 60名 |
| 主催 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
| 応募締め切り | 2026年01月16日(金) 20:00 |
登壇者
杉浦 幹男(すぎうら・みきお)氏
東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、大阪市立大学大学院創造都市研究科修了(学術修士)。株式会社三和総合研究所(現、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)主任研究員、コンテンツ産業を支援するNPO法人等を経て、平成28年3月まで沖縄アーツカウンシル プログラム・ディレクターを務める。アーツカウンシル新潟設立とともに、プログラム・ディレクターに就任、令和5年3月退職。
全国各地のアーツカウンシル設立および運営に関わり、文化芸術政策のほか、都市・地域における文化産業を含めた地方自治政策全般を専門としている。

井手 裕一(いで・ゆういち)氏
1966年沖縄県沖縄市生まれ。東洋大学社会学部社会学科卒業。東京の映像美術デザイン会社を経て、1994年、故郷沖縄にて映像制作会社設立。後、商号変更し「株式会社シュガートレイン」として現在に至る。沖縄の魅力を、あえて“地元の視点”や“沖縄ならではの感性”で表現することにこだわり、映画・舞台の自社製作や専用劇場の運営などを展開。県内では、首里城をはじめとする各所で数多くのプロジェクションマッピングイベントを手がけている。
〈株式会社シュガートレインの想い〉
これまで、沖縄の魅力を新しい形や地元にしか感じられない視点を表現すること、またそれを武器として産業化していくことに注力してきました。
ただ現状の沖縄の特にエンタメ業界を見ていると、地方と都会との差がなくなってきていると感じています。そもそも地方だから、大都市だから、という考え方自体が薄れてきているのではないでしょうか。
またその一方で地域ならではの個性や特徴は細分化され、これまでにない価値として取り上げられています。結果、今後大きな資本によるド派手なコンテンツに対して、地域に存在する小さな魅力をどう表現に落とし込んでいくかが更に重要になると考えています。
地域の魅力表現の一つとして、エンタメだけでなくアートとしての価値をあわせ持つことで、世界に伝わりやすい共通の言語になり得るのではないかと考え、日々邁進しています。

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