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転職に成功するテレビADの志望動機とは?例文付きで書き方を解説

動画配信サービスが普及しつつある今も、テレビは私たちの身近なものとして存在しています。

子供の頃からテレビを見て育った方にとって、テレビ業界は憧れの場所であり、いつかはテレビ番組を作る側になりたいという思いを持つ方もいるでしょう。まずはテレビADになることを目指し、転職活動を計画しているかもしれません。

しかし、いざテレビADになりたいと考えても、履歴書の志望動機にどう書けばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、テレビADの就職・転職に役立つ志望動機の作成ポイントや書き方を解説します。

1 テレビ業界が求めるテレビAD像とは

どの業界にも共通して言えることですが、未経験から別の業界への転職を成功させるためには、その業界や会社がどのような人材を求めているかを知る必要があります。

テレビ業界を目指す方の中には、「テレビ番組が大好きだから」という理由で志望する方もいるでしょう。しかし、テレビ番組が大好きなだけで業界に入るのは難しいのです。

実際にテレビ業界・会社がどういった人材を求めているかを知り、その上で自分ならどのようなことができるかをアピールする必要があります。

ここでは、テレビ業界が求めるAD像を紹介します。

1.1 強い精神力を持っている

テレビ番組制作のADは仕事量が多く、不眠不休で働く場合があります。仕事のキツさから新人ADが入っても、すぐに辞めてしまうのがテレビ業界の現状です。

すぐに辞めてしまうと採用側が損してしまうため、面接官は応募者の「精神力」を見定める必要があります。採用したADを育て上げ、後のディレクターやプロデューサーに昇格してほしいと期待しているでしょう。

体力が必要な業界ですが、それでも「良い番組を世の中に出したい」という強い思いを持った方がテレビ業界では活躍します。

1.2 自分の意見を言える

2021年4月時点のテレビ業界は過渡期で、いかに多くの人に寄り添ったコンテンツを作れるかが求められています。

新たな可能性を探り、これからのテレビをもっと面白くしたい気持ちを持った人が必要になります。企画や現場でも意見を出し、テレビ業界の盛り上げに貢献できる人材が求められているでしょう。

1.3 高いコミュニケーション能力

ADはテレビ番組が放送されるまで様々な人と関わります。制作スタッフや技術スタッフ、出演者や取材対象の一般人など、規模によっては数百人の関係者と関わっていくことになります。

コミュニケーション能力が見られるのは主に面接です。面接官が受け答えや動作などを見て、志望している人にADに必要なコミュニケーション能力があるのかを見極めています。

2 志望動機の書き方

AD 志望動機

テレビ業界のADに就職・転職するには、テレビ局か番組制作会社のいずれかに応募する必要があります。ここではテレビ局と番組制作会社、それぞれに使える志望動機の書き方を解説します。

2.1 テレビ局の場合

テレビ局のADを目指す場合は、志望動機が思いつきやすいでしょう。たとえば、「あるテレビ局で放映していたテレビ番組が好きだった」など、分かりやすい理由が浮かびあがります。

しかし、テレビ番組が好きだからといって選考に通過するのは難しいでしょう。テレビ局が欲しがっているのは番組のファンではありません。ADとして就職・転職し、自身がやりたい企画を意見として発言できる人材を欲しがっています。

自身がやりたい企画やテレビに関する経験、番組制作に興味を持ったきっかけを志望動機に書くようにしましょう。書類選考が通った後の面接で熱い気持ちを訴えると、面接官に覚えてもらえる可能性があります。

また、テレビ局ごとに得意なジャンルなどがあるため、自身がやりたい企画と一致するのかも比較しておきましょう。テレビ局を選んだ理由が具体的に伝えられると、好印象につながるかもしれません。

2.2 番組制作会社の場合

テレビ局に応募する時と同様に、テレビに関する経験や番組制作に興味を持ったきっかけを志望動機に書くとよいです。しかし、番組制作会社にADとして応募する場合は、できるだけポジティブな内容で志望動機を書きましょう。

理由は、テレビ局に落ちたAD志望者が、番組制作会社に応募する場合があるからです。ポジティブな内容にするためには、仕事に前向きな姿勢であることを書く必要があります。

「将来は自分の番組を作りたい」などの目標を志望動機に書き、面接でも番組作りに対する気持ちを強く訴えるなど、番組制作会社で何かを作りたい気持ちを前面に押し出していきましょう。

3 志望動機の例文

続けて、ADに応募する際の志望動機の例文を解説します。前述した通り、テレビに関する経験や番組制作に興味を持ったきっかけを書くといいでしょう。

2つはテレビに関する経験、最後の1つは番組制作に興味を持ったきっかけをメインに書いています。志望動機の書き方に迷った場合は、参考にしてみてください。

3.1番組を通してADに興味を抱いた方の場合

大学生の時から、貴社が制作した「仕事のプロ」をテーマにしたドキュメンタリー番組を毎回拝見しております。

毎回取り上げる仕事は異なりますが、プロたちがそれぞれ抱いているプライドや流儀を見て、毎回のように知的好奇心が満たされています。

ドキュメンタリー番組を見続けている内に、様々なプロに密着取材をし続ける貴社の番組制作に対する熱意に興味を抱きました。

ぜひ私も貴社で番組制作に携わりながら様々な人に出会い、持ち前のコミュニケーション能力で視聴者の知的好奇心を満たせるドキュメンタリー番組を作りたいです。

3.2 番組を通してADに興味を抱いた人の場合

小学生の頃、私は毎週日曜日に貴社が放送していたお笑いバラエティー番組が大好きでした。

当時の私は学校生活が嫌で、家でも笑うことが少なかったのですが、番組を見ている時間だけはなぜか笑っていました。翌日は学校でも、当時放送していたお笑いバラエティー番組のおかげで次の日曜日まで乗り越えられました。

お笑いバラエティー番組には、視聴者の心を支えられる力を持っていると私は信じています。誰かの心の支えになれるようなバラエティー番組の制作を私も関わっていきたいです。

3.3 テレビ業界の今後に意見を抱いた人の場合

私はテレビ業界の現状を打破するために、貴社が先陣を切って様々なメディアで情報発信をする姿勢に共感しました。

現在の情報収集はインターネット記事や動画で行う場合が多く、テレビを持たない人が増えてきています。

貴社は、テレビ番組とインターネット配信を上手く合わせた画期的な企画に挑戦し続けておられます。ぜひ私も貴社で番組制作に携わりながら、新時代のテレビ番組を作る仕事に関わっていきたいです。

4 まとめ

今回はテレビADの就職・転職に役立つ志望動機の作成ポイントや書き方を主に解説しました。

テレビADはテレビ業界を志す方の登竜門とも言える職業です。大変人気の高い仕事であるため、多くのテレビ業界志望者が応募しています。

志望動機において重要なのは、テレビ業界が求めている人物像を理解した上で、自分のテレビ業界に対する熱意をアピールすることです。今回紹介したポイントを踏まえ、採用担当者の心を動かすような志望動機を書いてみてください。

著者情報
株式会社クリーク・アンド・リバー社
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