これまで、多くの企業では従業員の副業を禁止していましたが、厚生労働省が推進する「働き方改革」によって徐々に副業OKとする企業が増えており、今や副業は当たり前のものとなりつつあります。

また、インターネットの急速な普及にともなって、在宅でできる副業が多くなってきています。在宅での仕事といえば内職などが主だった時代もありますが、現在ではクラウドソーシングなどインターネットを介して仕事を受けられるサービスの増加によって、「パソコンやスマホの操作方法が一通りわかる」程度のスキルさえ持ち合わせていれば、誰でも気軽に副業を始められるほど簡単なものとなりました。

在宅での副業が増えている要因は、このように多種多様な働き方が可能になったからともいえるでしょう。魅力的な在宅での副業について、具体的な仕事の種類などを紹介します。

在宅でできる副業のメリットとデメリット

在宅でできる副業のメリットとデメリット
在宅でできる副業は多種多様となり、定番となった仕事内容はもちろんのこと、ニッチな業務があれば即収入につながるといった点が広く受け入れられています。ここでは、在宅でできる副業に関して、見えてくるメリットとデメリットについてまとめました。

在宅でできる副業のメリット

在宅でできる副業にはメリットがいくつかあります。その一例を見ていきましょう。

自分の特技や趣味を活かせる

インターネットでの検索が得意、タッチタイピングができる、スマホのフリック入力ですばやい文字入力ができるというように、得意なことがあれば副業につなげることができます。

また、手芸や工作といったハンドメイドが得意、スマホやデジタルカメラで撮影した動画の編集ができるというように、趣味の延長にも副業を見出すことができるため、自分の「好きなこと」を副収入に活かせるメリットがあります。

隙間時間を活かして仕事ができる

帰宅途中の電車の中や帰宅後のくつろげる時間、あるいはお風呂の中でも副業の稼働時間に充てることができます。場合によっては、自分自身がテレビやパソコンでゲームをしている時間でさえ仕事につなげることも可能です。

副業はわずかな時間でも進めていけるものが多いので、副収入を得るためのまとまった時間が取れないという人でも、自分の都合に合わせて仕事を始めることができます。会社勤めなど本業がある人はもちろん、子育て中の主婦層にも注目されています。

在宅でできる副業のデメリット

もちろん、副業をする場合はデメリットも存在しています。

自分1人でこなさなければならない

副業を始めたけれど仕事が軌道に乗らない、というような悩みを抱える人は少なくありません。

そういった場合、クラウドソーシングサービスへの登録や、知識や技術といった個人のスキルを販売できるサイトへの登録が、副業で収入を得るための一番の近道ですが、それでも収入を得るまでのプロセスはすべて自力で解決する必要があります。

収入は確約できない

ライティングや文字入力などのタスク作業、クリエイターとしての副業を行う場合、報酬はほぼ出来高制です。自身が作業を行った結果、承認・評価された成果物のみが収入につながります。

もちろん報酬単価も幅が広く、1件につき数円からで上限はありません。1ヶ月で数百円しか得られない人もいれば、数十万円もの収入が得られたという人など、ふり幅が広いのが現実です。

詐欺に遭う可能性も否めない

副業ビジネスが横行する中、登録料として金銭を要求する場合や、副業を始めるためにパソコンや専用ソフト購入を要求する企業も存在しています。中には詐欺の可能性も考えられますので、副業をサポートするサイトや企業が存在するかといった真偽を自分自身で確かめなければいけません。

副業は収入リスクを回避して行うことを意識する

先述のデメリットでも紹介しましたが、副業は基本的に収入が安定しにくい場合があります。
仕事の内容にもよりますが、自らで売上を作るようなせどりや転売だったり、あるいはクライアントに求められて制作物を納品するような仕事でも毎月、定量的に仕事を請けることができなければ、収入が安定しにくい、というのが現状です。
もちろんこの状態を正業としてしまうと不安定な生活となってしまうため、好きなことだからと言ってメインの仕事にしようとはせずメインの収入の仕事を続けつつ、コツコツと継続することが大切です。少なくとも生活がままならないような状態になるようなことは避け、自分のライフスタイルに合った働き方にしましょう。

【ケース別】在宅でできる副業

【ケース別】在宅でできる副業
多種多様な働き方が可能な在宅での副業。しかし、どんな仕事があるかは詳しく知らないかもしれません。そこで、具体的にどんな仕事があるのか、ケース別にいくつかご紹介します。

【在宅でできる副業】物を売る


物を売る副業は、比較的簡単に誰でも始められます。
例えば、フリマアプリやネットオークションを利用したせどり・転売、ハンドメイド作品の販売などが代表的です。このほかにも、自身が制作したロゴやWebデザイン、イラストなどを販売することもあります。

この副業は好みが合えば顧客が付きやすいのがメリットで、特別な知識はほとんど必要とせず、自分の得意なことに勝算を見出すことができれば、すぐにでも始めることができるので利益を得やすいでしょう。

せどり・転売

せどりは、物品を購入し転売することで、その差額を利益として手に入れるという手法です。もともとは古書の転売行為を「せどり」と呼んでいましたが、最近では古書の転売だけではなく、そのほかの物品転売も「せどり」と呼ばれています。

せどりや転売行為は商品を安く仕入れて高く売るだけなので、すぐに始められる副業です。最初に商品を仕入れるための資金は必要ですが、安価なものから始めればそこまで負担になることはありません。
オークションなどで購入した品物をやみくもに転売することに関して、モラルが指摘される場合もありますが、自分のペースさえできてしまえば続けやすいこともポイントです。

自身の言い値で価格設定ができ、仕入れ価格との差額が利益となるので、収入は1点につき数百円から数千円にのぼることがあります。ただし、価格を吊り上げすぎると売れず、市場が飽和すれば在庫を抱えてしまいやすい手法です。

そしてもう一つ注意したいポイントはブランド品の取扱です。
革製品をはじめとするブランド品は必ずと言っていいほど買い手がつく人気商品であることは想像に難くないところですが、時々ニュースなどでも紹介される通り、偽物・模造品も多く存在します。鑑定に慣れている質屋やプロであれば、それが偽物であるかどうかを見抜く力がありますが、そうでない人が取り扱う場合、いつの間にか偽物を掴まされてしまっているケースもあります。
もしブランド品を取り扱う場合は、そのあたりのリスクも考慮しなくてはなりません。

ハンドメイド作品の販売

この副業では、自分で作った品物を販売して収入を得るものです。地元の青空フリーマーケットや雑貨店への委託販売などで販売するほか、インターネット上に存在するハンドメイドマーケットなどで販売することができます。

ヘアアクセサリーなどの装飾品や、バッグなどを作成して販売するのが一般的です。中には独自の手法を取り入れて、アーティスティックなアクセサリーやイス、カップボードといった木工品を販売する人も見られます。

ハンドメイド作品の販売には自分の趣味の作品を収入にできるという点で、収入とはまた別の喜びがあります。
自分の作品が誰かの手に渡り、活用されていくことはやりがいにつながります。その反面、いかにも「手作り」といった素人作品はなかなか売れません。ハンドメイド作品といえども、市販品と同様の品質が求められることが多く、原価を安くするために仕入れる布地や副資材の品質を落としてしまうと見向きもされません。手作りの作品に対しても、アーティスト性や相応のスキルは要求されます。

バッグなどは1点数千円、アクセサリーなどは数百円~数千円ほどで販売することができます。人気作家として確立すれば直接注文も入るようになり、価格を高めに設定することである程度の収入が見込めますが、販売するための制作時間が生活を圧迫してしまう場合もあるようです。

【在宅でできる副業】広告収入で稼ぐ


新しい職業として絶大な人気を誇っている、ユーチューバー。ユーチューバーは、広告収入で稼ぐ仕事です。動画を配信して、そこに企業の広告を掲載することで広告収入を得ます。

それと同様に、ブログなどで広告収入を得る仕事もあります。アフィリエイトやアドセンスは、Webサイトやブログ記事に広告を掲載し、商品の購入などの成果が上がれば収入が発生する仕組みです。

こうした広告収入の仕事の場合、動画配信や文章力、集客などの特別なスキルが要求されます。また、見てくれる人が多くなければ収入は見込ません。実力に左右される過酷な仕事ではありますが、それらのスキルを活かせれば楽しい仕事といえそうです。

収入については大きく差があり、多い人では月に百万円単位で稼いでいる人もいます。

YouTuberとして稼ぐ

動画サイトへ投稿し、再生回数に応じて広告による収入を得るのが「YouTuber」の仕事です。YouTubeパートナープログラムに申し込み、YouTubeの審査にパスすることで広告が掲載されるようになり、この広告掲載回数に応じた手数料が報酬となります。

ただし、どのような動画でも投稿すればよいというわけではなく、YouTubeの「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」などに沿ったものでなければ収入を得られません。また、一度審査を通ったYouTubeチャンネルであっても、以前の審査で検出できなかった問題を再審査で指摘され、収益化が無効になってしまうこともあります。
そうならないためにも、純粋に誰かを楽しませる動画作りが求められるでしょう。

また、チャンネル登録者数などを増やすために、YouTubeのみならず、SNSなどでの告知やフォロワーとの交流などもこまめに行うことも必要です。

ブロガーとして稼ぐ

YouTubeなどに代表される動画サイトや、インスタグラム・ツイッターなどの短文を投稿できるSNSが主流となったため、ブロガー文化は幾分下火になりつつあります。

そのような中で「ブロガーとして稼ぐ」場合は、定期的に更新し続けることと、魅力あるコンテンツを発信することが求められます。また、ブログに広告を貼りたい場合には、ASPと呼ばれる広告を提供するプロバイダとの契約も必要です。

ブログに広告を貼る「アフィリエイト」の手法を利用する場合の注意点として、読者の誤認や錯誤を引き起こさないよう記述内容に気を付けなければならないことや、ステルスマーケティング(広告だと気づかれないように提示する広告記事)にならないように配慮することなどがあります。
近年では有力なブロガーに対してクライアントから直接純広告の設置や記事広告を求められる傾向もあるため、必ずしも収入がアフィリエイトだけではないため、他の副業との兼ね合いで一つくらいは自分のメディアを持っておくと、新たな収入源になるかもしれません。

【在宅でできる副業】自分のスキルや時間を売って稼ぐ


自分のスキルや時間を売って稼げる仕事としては、WebライターWeb制作翻訳データ入力などの仕事があります。

ライターには文章力、制作にはデザインやWebの知識やスキル、翻訳には語学力、データ入力にはタイピングなどの能力が必要とされます。しかし、これらのスキルは決して生まれつきのものではなく、勉強や慣れで誰でもスキルアップできます。

例えば、データ入力はタイピングさえ早く正確にできるようになれば、仕事として稼いでいくことが可能です。どんな分野においても、スキルを磨いて仕事に活かしていくことが大切なポイントといえます。

Webライターとして稼ぐ

Webライターとは、インターネットのWebサイトに掲載するための文章作成を主な業務としています。個人のアフィリエイトサイトのコンテンツを充実させるための記事作成や、企業ブログのゴーストライター、アンケート集約と考察作成など多岐にわたります。

情報系やコラムを多く掲載しているサイトは多く、初心者でも始めやすいのが特徴です。報酬は1文字あたりの単価で設定されていることが多く、1文字0.3円~0.7円程度が相場ですが、稼げるライターの場合は1文字2円以上、1記事につき1万円など単価の高い仕事を受けられるようになります。

Webライターの場合は、文法の正しい使い方や語彙力が求められます。学校で学ぶ国語の範囲で構わないので、日常会話に支障がなければ大丈夫でしょう。また、インターネット検索を意識したキーワードを使う「SEO対策」も必要となり、キーワードを織り込んだ文章作りなどを行わなければいけません。

Webライターとしてより多くの収入を得るには、多くの記事を書く必要があるため、タッチタイピングが必須となります。また納期を守ることや、文字数・記事作成数を増やすための作業時間の確保も求められるでしょう。
もしWeb制作に関するスキルや知見があって、腕に自信があるなら、自分でウェブサイトを立ち上げ記事をアップしていくのも一つの手です。先述のブロガーとして稼ぐ、ということもできるようになりますし、制作実績としてクライアント側にアピールするものができるので、収入がアップする可能性もあります。

翻訳で稼ぐ

外国語の翻訳ができる場合、わずかなスキルでも収入へつなげることができます。在宅でできる仕事であり、本業にできるほどの収入が期待できる業務もあるため、英語のスキルを持っている人は注目すべきフィールドです。

仕事内容の一例として、海外企業から寄せられたメールを翻訳する作業や論文の翻訳、動画サイトに投稿されている動画の翻訳字幕を付ける作業などがあります。クラウドソーシングなどでは比較的難易度の低い案件が多いため、初めてでも挑戦しやすいでしょう。ただし、単価は1件数百円程度と低めとなります。

高単価の案件を受けたい場合は、TOEIC800点以上の英語力を求められるため、まずは自分の英語スキルに合った案件から始めて、経験を積んでいくのがよいでしょう。

イラスト制作で稼ぐ

ウェブやSNS、ソーシャルゲームといったデジタルメディアの発展により、近年においてイラストの需要が高まりました。

それを見越した上でフリーのイラスト素材サイトも登場していますが、ある程度の規模を持つ媒体では誰もが使っているフリーのイラストを使いにくいケースもあるため、オリジナルのイラストを求められる場合があります。使用目的は様々ですが、多くは記事内に使われる解説、参考用の挿絵からメディアそのもののイメージということもあります。またソーシャルゲームでは、キャラクターやゲーム内で使用されるアイテム画像の制作などがあります。

意外なところで言えば、SNSのアイコン画像。中高生を中心に盛んに利用されるSNSで自分を表すアイコンの制作を求められるケースもあります。

イラスト制作に関わる報酬単価はサイズや白黒・カラー、または使用される媒体といった条件によって変わってきますが、挿絵で使われるような簡単なイラストの場合は数千円。複雑な図形や背景が必要だったり、書き込まれる要素が多い場合は1点あたり数万円が相場となっています。またSNSアイコンの場合だと、1,000円~4,000円あたりが相場の中心となっています。

データ入力で稼ぐ

主な仕事内容として、名刺や経理伝票の入力、手書き原稿をデータにする作業、テープ起こし、アンケート結果の入力などがあります。

データ入力は、文字入力や数値入力といった単純作業中心であるため、パソコンの基礎知識があれば未経験でも始められる仕事のひとつです。ただし、企業情報や個人情報を取り扱うことも予想されるので、秘密保持に関する契約を交わすことが求められる場合があります。

また、報酬も10件で5円などと低いため、この副業で稼ぐには入力数が求められます。短期間で最低入力数が設けられることもあるため、パソコンの入力作業に慣れている人が有利です。

【在宅でできる副業】投資で稼ぐ


元手となる資金がある場合は、投資で稼ぐという方法もあります。
投資系の副業としては、株式投資FX投資仮想通貨投資などが代表的です。場合によっては大きく資産を減らす可能性もあるため、それぞれ特有の知識とリスク管理が必要です。その分、プラスに転じた際には大きな利益を得られることはメリットです。

在宅でできる副業を探すには?

在宅でできる副業を探す方法としては、求人サイトやクラウドソーシングを活用するという方法があります。これらのサイトでは、データ入力のような簡単な仕事から、翻訳やデザインのような専門性の高い仕事までさまざまな内容の求人が集まっているのが特徴です。
どんな分野が自分に合っているのかわからないという人は、積極的に活用していくと良いでしょう。

また、アンケートに答えてポイントを稼ぐための専用のアンケートサイト、ハンドメイド作品を販売するための専用のマーケットなど、それぞれの仕事に特化したWebサービスも存在します。

こうしたWebサービスは、求人サイトやクラウドソーシングに比べて専門性が高いことが特徴です。自分に合ったWebサービスを見つけることが、仕事を始める最初のステップです。

在宅の強みを活かして働こう

在宅でできる副業には、多くのメリットがあります。何より、自分のペースで自分のスキルを活かした仕事が可能というのは、魅力的な点といえます。

仕事の種類も大変豊富で、パソコン1つあればすぐに始められる仕事も多いです。現在では、実にさまざまな働き方が可能です。新しい働き方が、どんどんと出てきているのも現代の仕事の特徴です。

これからも増えていくであろう、在宅での副業。あなたも自分のスキルや趣味を存分に活かせる仕事を見つけてみてはいかがでしょうか。

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