クリエイティブ業界の注目情報や求人情報などを発信する、クリエイターのための総合情報サイトです。

実務に役立つ!システムエンジニア(SE)の資格まとめ【難易度別】

2017/08/07 お仕事コラム

システムエンジニア(SE)の資格が、どのくらい転職成功に影響するか1度は考えたことはありませんか?
そもそもSEに関する資格がどれだけあるかは、あまり広く知られていません。

本記事は、未経験ながらSEを目指している人、現在SEでさらなるスキルアップを目指している人必見の資格をまとめました。
SEが取得するべき「国家資格」と「ベンダー資格」を、初心者・中級者・上級者の難易度別に分類しています。

すでにSEとして働いている人は、資格取得によりスキルアップを図り、年収アップや転職に役立てましょう。
これからSEを目指す人にとっても、資格は就職活動の際のアピールポイントになりますし、もちろん現場で活かすこともできるはずです。ぜひ参考にしてください。

1. システムエンジニア(SE)の資格について

システムエンジニア(SE)の資格について
まず、SEの資格の必要性、国家資格とベンダー資格の違いについて解説します。

1-1. システムエンジニア(SE)になるには資格が必要?

SEは、医師や弁護士、教師などのように国家資格が必要な職種ではありません。専門学校に通って勉強した人もいれば、独学でSEの職に就いた人もいます。
現場では、「資格よりも、仕事ができるかどうかが重要」と言われることが多いようです。しかし、SEとして働く上で、資格取得は決して無駄ではありません。

新しい知識を増やすことで仕事の幅が広がる、スキルアップが昇進や転職成功につながるといったメリットだけでなく、企業によっては社員の資格取得に報奨金や資格手当を出してバックアップをしています。そのような制度を活用し、短期間で複数の資格を取得しているSEもいます。

当然、難易度の高い資格ほど、報奨金や資格手当金が高額になる傾向があります。
自分のスキルアップと年収アップのためにも、資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか?

1-2. 国家資格とベンダー資格について

SEに取得が義務付けられた資格はありませんが、転職や昇進にプラスとなる資格はあります。IT業界には数多くの資格がありますが、何でも取得すればよいということではありません。

大きく「国家資格」「ベンダー資格」の2つに分かれ、意味合いや取得後にどう役立つかなども異なります。
まず国家資格は、その名の通り国や国が委託した機関から与えられる資格です。企業が積極的に取得を進める傾向があり、昇進や転職の際に大いに役立つ可能性が高いといえます。
一方、ベンダー資格は一般企業が独自に定めている資格です。国家資格と大きく違うのは、取得してすぐに役立つ資格から、あまりメジャーではないものまでさまざまということです。

誰も知らないような資格を一生懸命取得するよりも、SEとして働く上で確実に活かせる資格を取得したいものです。ベンダー資格を受ける際には、ある程度知名度の高い資格を受けることをおすすめします。

2. 実務に役立つ国家資格

おすすめのSEの国家資格を、初心者・中級者・上級者それぞれに適したレベルごとに紹介します。

2-1 難易度:初心者向け

まず、SEを目指す人、未経験でSEへの転職を希望する人におすすめの、初心者向け国家資格を紹介します。

情報処理技術者試験(ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者(FE)などの12の試験区分がある)

情報処理技術者試験
参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/

情報処理技術者試験は、IT業界に関わる全ての職種の人が、知識や情報を学ぶことができます。
経済産業省が「情報処理の促進に関する法律」に基づき、情報処理技術者としての知識や技能が一定水準を満たしていると認めた人が資格取得に至ります。
いくつかの試験区分に分かれているので、自分の知識レベルや働く上で必要なスキルを見極めて、受験する科目を決めましょう。

実施機関 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験スケジュール 試験科目によって異なり、多くは年2回、春と秋に実施
試験会場 全国各地にある試験会場(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/sikenti.html
資格取得者数(年間) 120,119人(平成28年度)
合格までの勉強量 試験区分と受験者のスキルによって異なる
受験料 5,700円(税込)

情報処理技術者試験区分の中でも、まずはこれ!基本情報技術者(FE)

基本情報技術者
参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

ITに関する基本的な知識や技能のみならず、現場で活用できるスキルを身に付けていることを認定する国家資格です。SEを目指す多くの人が受験している、登竜門的な資格といえるでしょう。

実施機関 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験スケジュール 年2回、春と秋に実施
試験会場 全国各地にある試験会場(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/sikenti.html
資格取得者数(年間) 26,591人(平成28年度)
合格までの勉強量 受験者の知識にもよるが、初心者は半年~1年ほどの勉強期間が必要とされる
受験料 5,700円(税込)

2-2 難易度:中級者向け

次に、中級者向けの国家資格をまとめます。
初級者向けを飛ばして中級者向け資格に挑戦するよりも、初級~中級~上級と一歩ずつ着実に取得していくことをおすすめします。

基本情報技術者(FE)の次はこれ!応用情報技術者(AP)

応用情報技術者(AP)
参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

初心者向けの基本情報技術者試験に合格した人が、次に目指す資格です。
知識や基礎的なスキルだけでなく、管理や経営なども学べるので、ワンランク上の高度IT人材になるための資格といえるでしょう。

実施機関 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験スケジュール 年2回、春と秋に実施
試験会場 全国各地にある試験会場(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/sikenti.html
資格取得者数(年間) 13,312人(平成28年度)
合格までの勉強量 受験者の知識にもよるが、初心者は半年~1年ほどの勉強期間が必要とされる
受験料 5,700円(税込)

ビッグデータ時代に注目される資格!データベーススペシャリスト試験(DB)

データベーススペシャリスト試験(DB)
参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html

よくデータベースの設計に携わるシステムエンジニアが取得すれば、専門家を名乗れる有利な資格です。さまざまな業界でビッグデータの活用が進む中、システムのパフォーマンスや精度などに大きな影響を与える「データベースの専門家」として、他の資格と差別化もできるでしょう。

実施機関 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験スケジュール 年1回、4月第3日曜日
試験会場 全国各地にある試験会場(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/sikenti.html
資格取得者数(年間) 13,980人(平成28年度)
合格までの勉強量 半年~1年ほどの勉強期間が必要とされる
受験料 5,700円(税込)

2-3 難易度:上級者向け

上級者向けの資格はより専門性が増し、特定分野のITの知識が求められます。
すでにSEとして働いていて、自らのスキルアップのために資格取得を狙っている人におすすめします。

上級資格!責任者としてのスキルを磨く、プロジェクトマネージャ試験(PM)

プロジェクトマネージャ試験(PM)
参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html

システム開発の運営責任者として、ITに関する知識はもちろん、プロジェクトの進行状況やメンバーのまとめ役など、運営管理に活かせるスキルが身に付きます。

実施機関 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験スケジュール 年1回、春のみ
試験会場 全国各地にある試験会場(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/sikenti.html
資格取得者数(年間) 1,491人
合格までの勉強量 専門的な知識が要求される資格のため、合格までの勉強量は多い
受験料 5,700円(税込)

上流エンジニアになろう!システムアーキテクト試験(SA)

システムアーキテクト試験(SA)
参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sa.html
トップクラスのSEとして、上流工程を指導する立場を目指す人向けの資格です。

実施機関 IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)
試験スケジュール 年1回、秋のみ
試験会場 全国各地にある試験会場(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/sikenti.html
資格取得者数(年間) 748人
合格までの勉強量 平成28年の合格率は13.9%という難関資格のため、かなりの勉強量が必要と思われる
受験料 5,700円(税込)

3. 実務に役立つベンダー資格

この章では、SEのベンダー資格を、初心者・中級者・上級者それぞれに適したレベルごとに紹介します。
ここで紹介するベンダー資格は、国家資格ではないものの、取得すればきっと役に立つので、SEになるのなら身に付けておいて損はありません。

3-1 難易度:初心者向け

基礎を学ぶ!マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
参考:http://mos.odyssey-com.co.jp/index.html
SEの仕事をしたいという人が、ワードやエクセルを使いこなせないのでは問題外です。ゼロからパソコンを始める人には、ぜひ取得をおすすめします。

実施機関 マイクロソフト
試験スケジュール 全国一斉試験と随時試験が実施されている(http://mos.odyssey-com.co.jp/exam/
試験会場 全国各地にあり、全国一斉試験と随時試験のどちらを受験するかで会場が異なる
資格取得者数(年間) 3,903,802人(2017年3月31日現在)
合格までの勉強量 スペシャリストレベルは、多くが半年~1年で取得できる。オフィスマスターレベルの場合、さらに勉強期間が必要
受験料 10,000~12,500円(科目によって異なる。受験料は全国一律)

エントリーレベル!マイクロソフト テクノロジ アソシエイト (MTA)

マイクロソフト テクノロジ アソシエイト (MTA)
参考:http://mta.odyssey-com.co.jp/index.html

マイクロソフトにはさまざまな認定資格がありますが、その中でも各種試験の土台となる認定資格プログラムです。

実施機関 マイクロソフト
試験スケジュール 試験日は全国の試験会場ごとに設定
試験会場 http://mta.odyssey-com.co.jp/exam/location.htmlで確認できる
資格取得者数 記載なし
合格までの勉強量 スクールに通う場合と独学の場合で異なる
受験料 社会人・一般:1科目12,960円(税込)
学生(学割):1科目7,560円(税込)※教職員も学割価格で受験可能

知名度の高いベンダー資格。オラクルマスター

オラクルマスター
参考:http://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

情報処理に関するベンダー資格の中では知名度が高く、参考書なども充実していて比較的勉強しやすい資格です。
難易度はBronze、Silver、Gold、最も難しいPlatinumに分かれます。

実施機関 日本オラクル
試験スケジュール 随時
試験会場 全国100カ所以上のテストセンターまたは自宅
資格取得者数 非公開
合格までの勉強量 個人差があり、2~3カ月程度で合格する人もいる
受験料 会場試験:28,728円(税込)
オンライン試験:14,688円(税込)

3-2 難易度:中級者向け

次に紹介するのは、中級者向けのベンダー資格です。自身のスキルアップのためにも、挑戦してみてはいかがでしょうか。

世界共通基準!Cisco Certified Network Associate(CCNA)

Cisco Certified Network Associate(CCNA)
参考:http://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna-routing-switching.html

IT業界では極めて知名度の高い、世界共通基準のベンダー資格です。ネットワークエンジニアとしての基本的なスキルを保有している証明になります。

実施機関 シスコシステムズ
試験スケジュール 試験日は会場によって異なる(月曜~土曜)ため要確認
試験会場 全国100カ所以上のテストセンター
資格取得者数 非公開
合格までの勉強量 少なくとも半年~1年程度
受験料 19,800~39,000円

インターネット検定!ドットコムマスター

ドットコムマスター
参考:http://www.ntt.com/business/services/application/content-video-delivery/com-master.html

インターネットの基本的な知識のみならず、メール設定や活用法、ウイルス対策など、ビジネスの現場ですぐに使えるスキルを身に付けることができます。
ドットコムマスター ベーシックとドットコムマスター アドバンスの2つの資格があります。

実施機関 NTTコミュニケーションズ
試験スケジュール テストセンター受験は自分で日程を選択可能、インターネット受験は随時
試験会場 全国160カ所以上のテストセンターまたは自宅
資格取得者数 非公開
合格までの勉強量 レベルはそれほど高くないが、実践的な問題が出題されるため、公式テキストによる勉強が推奨される
受験料 ドットコムマスター ベーシック:4,320円(税込)
ドットコムマスター アドバンス:8,640円(税込)

3-3 難易度:上級者向け

最後に、難易度の高いベンダー資格をまとめました。SEとしてスキルアップするためには、かなり有効な資格といえます。

世界共通基準!Cisco Certified Network Professional(CCNP)」

Cisco Certified Network Professional(CCNP)
参考:http://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-routing-switching.html

ネットワーク技術者の間で一目置かれているベンダー資格です。シスコ技術者認定の5つのグレードの中で、最も難易度の高いプロフェッショナルレベルです。3年間の有効期限があります。

実施機関 シスコシステムズ
試験スケジュール 自分の好きな日程で受験できる
試験会場 全国のピアソンVUE公認テストセンター
資格取得者数 非公開
合格までの勉強量 難易度が高いだけに、勉強量も多くなる。集合研修に参加する受験者もいる
受験料 38,880円(税込)

プロフェッショナルは難しい!XMLマスター

XMLマスター
参考:http://www.xmlmaster.org/certification.html

2001年10月にスタートした、比較的新しい資格です。資格取得者が年々増えていることから、注目度は確実に増しています。
難しいとされるプロフェッショナルレベルでは、XMLを活用したアプリケーション開発やシステム構築能力が試されます。難易度は高くなります。
「プロフェッショナル」を受験するには、「ベーシック」に合格する必要があります。

実施機関 XML技術者育成推進委員会(主催)
試験スケジュール 自分の好きな日程で受験できる
試験会場 全国約100カ所のプロメトリック公認テストセンター(APTC)
資格取得者数 最新情報記載なし
合格までの勉強量 難易度に応じて勉強量も多くなる傾向がある。集合研修に参加する受験者もいる
受験料 15,750 円(税込)

4.資格以外でシステムエンジニア(SE)になるための必要最低限のスキル

本記事では、SEへの転職をより有利にするおすすめの資格を紹介しています。
しかし、資格取得以前に、SEの業務を進める上で必ず身に付けておくべきスキルがあります。
たとえ資格を取得しても、最低限必要なスキルがなければ、チームワークを必要とするSEの業務をこなしきれないこともあります。

最低限必要なスキルは、コミュニケーション能力、問題処理能力、マネジメント能力の3つです。
1つずつ説明します。

4-1. コミュニケーション能力

SEは、依頼者の要件をヒアリングし、できるだけ理想に近いシステムを構築するにはどうすればよいかを考える仕事です。
もちろん、自分だけで進められる仕事ではなく、プロジェクトチームの中でさまざまな役割を持つメンバーの意見をまとめ、舵取りをすることが求められます。

相手の話を聞きながら、会話を通じて問題点を明確にし、作業を進める必要があるため、コミュニケーション能力はとても大切なスキルの1つです。
いくら希少な資格やスキルを有していても、他者とうまくコミュニケーションがとれなければ、円滑なプロジェクトの遂行は難しいでしょう。

4-2. 問題処理能力

最初はおぼろげなイメージすら存在しないシステムを具現化していくSEの仕事は、問題解決の連続です。
予想外の事態が生じたとき、パニック状態になって何をしてよいのか分からなくなるSEには、仕事を依頼したくありませんよね。

そこで重視されるのが「問題処理能力」です。
どのような問題が起きているのかを把握し、自分のスキルをどう活かして解決を図るか、他の人の協力が必要かなどの判断が常に求められる仕事です。
いち早く解決の糸口を見つけ、事態を収拾できるSEは重宝されるでしょう。

4-3. マネジメント能力

SEは、プロジェクト内でもリーダー的な役割を担っています。システムを大まかに構築して、プログラマーや他のセクションの人たちに的確な指示を出す必要があります。
その場の状況を冷静に判断し、仕事の進み具合を常に把握するマネジメント能力がなければ、SEの仕事はこなせません。

5. まとめ

SEを目指す人、さらなるスキルアップを狙う人におすすめの国家資格とベンダー資格を、難易度別に紹介しました。
資格取得は自身のスキルアップ、転職や昇進に有利ですが、その価値が高まるのは資格取得で得た知識を実務で活かしてこそ。
経験と資格両方を活用してさらなるキャリアアップを目指しましょう。

クリーク・アンド・リバー社では、多数の求人情報を取り扱っており、SEの求人情報は、大手の大規模なシステム開発から、人気のスマートフォンアプリの開発までさまざまです。

ぜひ求人情報から探してみてください。

システムエンジニアの求人一覧システムエンジニアの求人一覧