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グラフィックデザイナーの転職を成功に導く方法

グラフィックデザイナーの転職を成功に導く方法|未経験でも転職可能か

グラフィックデザイナーとして転職を成功させるには、どのようなステップを踏めばよいのでしょうか。また、どうすれば未経験からグラフィックデザイナーになることができるのでしょうか。

この記事では、グラフィックデザイナーの雇用環境、必要なスキルや準備など、転職するために押さえておくべき情報を紹介しています。

これを読めば、転職のノウハウを知ることができ、グラフィックデザイナーの転職活動を有利に進められるでしょう。また、労働環境やキャリアパスについても書いていますので、就業後のイメージもつかみやすくなるはずです。

転職を成功させるためにも、ぜひ一読ください。

グラフィックデザイナーの雇用環境

まずは、グラフィックデザイナーの雇用環境についてです。

グラフィックデザイナーの転職市場

厚生労働省がまとめた統計によれば、「美術家、デザイナー等」部門での有効求人倍率は0.57と、全体平均1.34(実数)に比べて低くなっています。

有効求人倍率|厚生労働省まとめ

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参考サイト:http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11602000-Shokugyouanteikyoku-Koyouseisakuka/G35_62.pdf

これは、求人数に対して求職者の数が多いことを示しており、デザイナー職が狭き門であることが読み取れます。
ただし、少子化で若い労働者が減っていることに加え、フリーランスデザイナーの増加に伴い、企業内でデザイナーが不足していくことが予想されます。
確かな実力を身に付けておけば、今後は転職しやすい環境になっていくでしょう。
参考サイト:https://www.atpress.ne.jp/news/125498

グラフィックデザイナーの年収

転職サイトDODAがまとめたデータによると、グラフィックデザイナーの平均年収(2014年)は328万円です。

グラフィックデザイナー/イラストレーターの年収データ

参考:平均年収ランキング2014 職種別 グラフィックデザイナー/イラストレーターの平均年収 |転職ならDODA(デューダ)

参考サイト:https://doda.jp/guide/heikin/2014/syokusyu/creative/005.html

全職種の平均年収が442万円なので、グラフィックデザイナーの年収は比較的低めと言えるかもしれません。

グラフィックデザイナーの年収については、下記リンク先の記事で詳しくまとめています。リンク先の記事の後半では、年収をアップさせる方法も述べているので、あわせて読んでみてください。

グラフィックデザイナーの平均残業時間

上記の転職サイトがまとめたデータによると、グラフィックデザイナーの平均残業時間は43.1時間と、全職種95種の中で7番目の長さです。
残業時間は固定ではなく、納期前や、急な修正依頼が入った場合などに集中しがちです。
参考サイト:https://doda.jp/guide/ranking/073.html

グラフィックデザイナーの平均年齢

総務省統計局が発表している職種別の平均年齢によると、デザイナーの平均年齢は33.9歳、勤続年数は5.9年となっています。

グラフィックデザイナーの平均年齢

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参考サイト:http://www.stat.go.jp/data/nihon/back15/16.htm

また、こちらの口コミサイトにおけるグラフィックデザイナーの平均年齢も33歳です。
参考サイト:http://honne.biz/job/e1571/

インハウスデザイナーとは?

他社から依頼された案件を制作するデザイナーとは別に、自社製品・サービスなどのデザインを制作するデザイナーをインハウスデザイナーといいます。
一般企業に勤めているデザイナーなので、デザイン会社に勤めているデザイナーとは職場環境が異なります。

グラフィックデザイナーの仕事を探すと、インハウスデザイナーの求人もあるので、仕事内容の違いを知っておきましょう。

インハウスデザイナーのメリット

インハウスデザイナーは社内での仕事依頼がメインなので、急なスケジュール変更は多くありません。

自社でデザイナーを雇用している企業は、規模の大きいところがほとんどです。そのため、デザイン会社に勤めるよりも待遇が良かったり、安定していたりするメリットがあります。

インハウスデザイナーのデメリット

デザイン専業の会社ではないため、雇用するデザイナーの数はそれほど多くありません。企業によっては、独りでデザイン業務をこなすこともあります。

先輩デザイナーが少ない、もしくはいないことがほとんどで、分からないことがあっても質問できる相手が少ない(いない)ので、問題を自力で解決する能力が求められます。

グラフィックデザイナーになるために身に付けておくべきスキル・知識

グラフィックデザイナーになるために身に付けておくべきスキル・知識
グラフィックデザイナーが転職を成功させるには、デザインスキルや知識、デザインソフトの操作スキルを高める必要があります。
デザインのスキルを磨くには、デザイン関連の本を読んだり、有名デザイナーの作品に触れたりして、日頃からインプットを増やすように努めましょう。
求められるデザインは時代によって変化するため、最新のデザイン動向を押さえておくことも大切です。

そして、IllustratorやPhotoshop、InDesignといったアドビ製ソフトの操作をマスターしておきましょう。これらのソフトについて調べてみると、現役のデザイナーでも知らないようなテクニックを見つけることも多々あります。

グラフィックデザイナーの転職活動で準備しておくべきもの

グラフィックデザイナーの転職活動に必要となるのは、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオです。特に重視されるのが職務経歴書とポートフォリオです。
それぞれの必要な理由を以下で説明します。

職務経歴書

クリエイティブ職はスキルだけでなく、「どのような経験をしてきたか」も問われます。
入りたい企業が手掛けている職務に近い経験をアピールしましょう。
職務経歴は採用担当者が経験を把握しやすいように書くことを心がけてください。
また、見やすくレイアウトして、ここでもデザイン力をアピールしましょう。

ポートフォリオ

ポートフォリオの作成は、スキルをアピールするために必須となります。これまでの自分の作品をファイルにまとめておきましょう。

印刷物と併せて、ポートフォリオサイトも制作しておきましょう。企業によってはWebサイトやPDFなど、PC上で閲覧できるポートフォリオを求められることがあります。
サイト制作の知識がなくても、WordPressなどのテンプレートを使えば難しくありません。

また、「Portfoliobox」や「Behance」などポートフォリオに特化したWebサービスを活用する方法もあります。
未経験からの転職で実務経験がない場合、ポートフォリオの出来が採用の可否に大きく影響します。ポートフォリオを充実させて、ポテンシャルの高さをアピールしましょう。

グラフィックデザイナーのキャリアパス

グラフィックデザイナーの一般的なキャリアパスには、企業内での地位を上げるパターンと独立するパターンがあります。

チーフデザイナー

想定キャリア:5~6年目
デザイナーとしての経験を積み実力をつけると、デザインチームをまとめるリーダーになります。自らのデザイン業務だけでなく、仕事の割り振りや部下の育成などを担当します。
マネジメント能力やコミュニケーション能力、プレゼンテーションのスキルが求められるポジションです。
想定年収は350万~400万円。

アートディレクター(クリエイティブディレクター)

想定キャリア:7~10年目
アートディレクターは、企画全体をまとめる役割です。企業や案件によっては、デザイナー以外にフォトグラファーやコピーライターなどの上に立って指揮します。
また、スケジュールの管理や納期の調整、制作費の交渉やコスト管理などを行う場合もあります。
チーフデザイナーのように、マネジメント能力やコミュニケーション能力、プレゼンテーションのスキルも求められます。
想定年収は400万~700万円。大手企業であれば1000万円を超えることもあります。

フリーランスとして独立

企業である程度の経験を積んだ後、実力のあるデザイナーの多くは独立します。
フリーランスの年収は幅がありますが、うまくいけば年収1000万円を超えることも可能です。
フリーランスとして独立する場合は、コミュニケーション能力や営業力が欠かせません。
企業で働いている間に実績を作り、クライアントに名を売っておく必要があります。指名で仕事をもらえるようになれば、独立を考えてもよいでしょう。
また、取引相手との交渉術も必要になるので、企業で働いている間に価格交渉のテクニックやデザインの相場などを知っておきましょう。

未経験からグラフィックデザイナーになるには

未経験からグラフィックデザイナーになるには
グラフィックデザイナーに限らず、未経験からクリエイティブ職への転職は比較的難易度が高くなります。
転職活動では実績が問われるため、実績がない人はどうしても不利になってしまいます。
未経験からグラフィックデザイナーを目指すには、まずスキルを磨き実績を作ることから始めましょう。

スクール・専門学校に通う

スキルを磨くには、スクールや専門学校に通うことをおすすめします。独学でデザインを勉強するのは難しいため、専門の教師に教わるのが近道です。
時間に制約がある場合は、自宅で学べるオンラインスクールなどを活用してはいかがでしょうか。
スクールや専門学校である程度スキルが身に付いたら、ポートフォリオを作成してみましょう。名刺やポストカードを自作して、印刷所に依頼するまでの一通りの流れを経験しておきましょう。

自力で仕事を得る

デザインの実務経験を積むには仕事をこなすのが一番です。デザイン会社に勤めなくても、実績を積む方法はいくつかあります。
例えば、知人に声をかけてみましょう。「個人の名刺を作りたい」「結婚式の招待状を作りたい」「年賀状のデザインをしてほしい」などの仕事がないか聞いてみてください。
お店などに営業して仕事をもらうのもよいでしょう。名刺やチラシ、ポスター作成などの需要があるかもしれません。

また、クラウドソーシングを利用するのもおすすめです。クラウドソーシングにはコンペ形式での仕事依頼があるので、コンペに挑戦してみましょう。
うまくいけば仕事の受注につながり、実績を作るには有効な方法です。

自力で仕事を得たという経験は、転職活動だけでなく就業後にも役に立つでしょう。

他分野のデザイナーからグラフィックデザイナーへの転職

他分野のデザイナーからグラフィックデザイナーへの転職を検討している人もいると思います。他分野のスキルや知識の中にも、グラフィックデザイナーの仕事に生かせることは少なくありません。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトはさまざまなデザイン分野で使用されており、操作に長けていればグラフィックデザイナーの仕事にも生かせます。
DTPデザイナーやWebデザイナーであれば、色使いやレイアウト、タイポグラフィーなどの知識があるはずです。
日頃からそれらの知識・センスの向上に努め、転職活動に役立てましょう。

まとめ

グラフィックデザイナーの転職は実績とスキルが問われます。早めにスキルを磨いて実績を作り、少しでも転職を有利に進めるための準備をしておきましょう。
日頃からデザインの知識を深めて、企業から求められる人材になるように努めるのが大切です。
未経験からグラフィックデザイナーを目指すのであれば、実際に仕事を受注してみるのが近道です。小さな仕事でもいいので、実績を作ることで転職に有利になるでしょう。

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