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自分と向き合うセルフブランディング vol.1 – 自分の価値の見つけ方 OH COLUMN

はじめまして!
株式会社 Fablic の UIデザイナーの わりえもん こと(@wariemon)割石 裕太と申します。
FRIL というアプリのUIデザインに携わっています。

この度、UI Crunch Under25 というイベントで登壇した「自分と向き合うセルフブランディング」という登壇がきっかけとなり、セルフブランディングについてのコラムを書く機会をいただきました。

 
主に web・サービスデザイナーの方に向けての話になりますが、職種関係なくお読みいただける内容かと思います。
ところどころ、わたしの体験談を踏まえてお話していきます!

全6回のうちの一回目は、起点となる自分の価値(強み)の見つけ方をお話しします。
自分の見せ方を考えていく上で忘れてはいけないのが、自分の価値をしっかり持ち、それを強めていくことです。
具体的なアクションに入る前に、しっかり自分と向き合ってみましょう。

 

どうやって見つけるのか

自分の価値を見つける上で、重要な点を3つにまとめてみました。

1.何ができるか -提供できる価値-
2.何を語れるか -固有の価値-
3.何を強めるのか -未来の価値-
 
 

1. 何ができるか -提供できる価値-

現状把握として、自分がどういうスキルを持っているかを考えて見ることが大事です。
それが、わたしたちが現状「提供できる価値」です。

webデザイナーで言えば、コーディングなど実装に関わるスキルや、Photoshop・Illustratorを使ったビジュアルデザイン、情報設計などなど… が具体的なスキルです。

また、「できないこと」をあぶり出すのも重要です。

例えば、わたしは、
ビジュアルデザイン・UIデザイン・情報設計・ブランディング・イラストレーション制作・制作進行能力… などなどが持っているスキルです。
その反面、実装に関わるスキルはほぼ持ち合わせていません。

ここでの現状把握が、後々の 「3. 何を強めていくのか」で重要になってきます。
できること、できないことを踏まえた上で、2. と 3. を読み進めるとより具体性が生まれると思います。
 
 

2. 何を語れるか -固有の価値-

セルフブランディングで大事なのは、その人「固有の価値」です。
わたしは、この「何を語れるか」という考え方の部分が、固有の価値にあたると考えています。

例えば、スキルとしてUIデザインができる人の中でも、その人の考え方や志向性は全く異なります。
「誰も体験したことのない全く新しいUIを作りたい」と思っている人と、
「ユーザーが操作しうる最小限のものを最速で作りたい」と思っている人では、
同じUIデザイナーでも語れることが変わってくるかと思います。

しかし、「では、何を語れるかを教えて下さい」と聞かれてすっと答えられる人は多くないはず。
そういう方は、自分の制作物を振り返って、自分の考えを見つけ出してみるといいかもしれません。

よくある企業面接の時に、ポートフォリオを見ながら面接するのは「何ができるか」と、
それを元に「何を語れるか」を見るのに非常に便利
だからです。
そしてスキルと同じくらいか、それ以上に、考え方は重要視されています。

「固有の価値」がまだはっきり思いつかないという場合はまだセルフブランディングのことを意識しなくてよいタイミングだと思います。
この時に形だけよく見せようと動いても、見た目がよさそうなものをつくることはできるのですが、
根っこになる部分がないため、見掛け倒しになってしまうことがあります。

自分が何を語れるかを考えて、言語化してみましょう。
 
 

3. 何を強めるのか -未来の価値-

そして、自分の「提供できる価値」と「固有の価値」を理解したら、
これから、どの部分を強めていくのかを考え、具体的なアクションを考えていきましょう。

わたしは、よりユーザーに分かりやすい、親しみやすいUIを作るために、
ユーザーと一緒にサービスを作り上げていく Fablic という環境に身を置くことにしました。
結果的に、スキルではなく、より自分の固有の価値を高める選択肢をとることになりましたが、
こういう選択一つ一つにも理由があると非常に強いポイントとなります。

1.と2.で自分の価値を知ったところで、その先の展望がないと、
今の自分の見せ方を考えるに終始してしまって、変化することに億劫になっていってしまいます。

これをやれば正解!ということは決まっていません。
自分の伸ばしたい価値に合わせて選択肢は増えたり、減ったりしていきます。
自分のどの部分を伸ばそうとしているか、その先にどういうデザイナー像が待っているか、
を具体的に考えてみましょう。
 
 

自分自身と向き合おう

セルフブランディングは、自分自身の価値を他の人に提供したり、売り込むようなものです。
みなさんが作っている制作物と同じで、どういうところに価値があるかを知らないと、人にオススメすることもできません。
ぜひ、自分と向き合って価値がどこにあるかを考えてみてください。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
次回は「自分の力を発揮する場所」についてお話できればと思います。
ぜひ、次回もよろしくお願いいたします!

 
 
▼ 他の記事一覧 ▼
Vol.2 : 自分のフィールドの見つけ方
Vol.3 : 自分のストーリーの語り方
Vol.4 : 覚えられるアイコンのつくり方
Vol.5 : 覚えられるポートフォリオの考え方
Vol.6 : 自分との向き合い方

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割石 裕太

株式会社Fablic : Art Director, UI Designer


成安造形大学卒業。2012年に面白法人カヤックに新卒入社後、Lobi, Filters などのアートディレクション・サービスデザインを担当。2015年9月より、FRILを運営する 株式会社Fablic に転職。ユーザーと接する温度感を意識したUIデザインを心がけています。UIに関する登壇や、記事掲載も行っています。
“「わ!」より「お!」となる表現を。” をコンセプトに、 OH という屋号で ロゴ・ブランディング・UIデザインを中心に幅広く活動中。


FRIL : https://fril.jp
OH : http://wariemon.com
Twitter : @wariemon

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