公益財団法人福島県観光物産交流協会は、福島県観光公式サイト「ふくしまの旅」において、AI観光案内チャットボット「べこちぃ」の提供を2026年6月15日に開始した。
「べこちぃ」は、福島の伝統工芸品「赤べこ」をモチーフにしたキャラクターで、観光スポットや地元グルメ、伝統行事、お土産選びなど、旅行者の幅広い質問に24時間365日、回数制限なく対応する。スマートフォンやタブレット、PCのブラウザから無料で利用でき、サイトのトップページ右下に表示されるアイコンをタップするだけでチャットが始まる。
同協会はこれに先立ち、約1年前に旅行者の好みに合わせたルートを自動生成するAIモデルコース提案ツール「ふくしまAIプランナー」を導入しており、今回の「べこちぃ」はその第2弾にあたる。「ふくしまAIプランナー」で旅のプランを組み立て、現地では「べこちぃ」に気軽に相談するという、旅の前から途中まで一貫してAIがサポートする体制が整った形だ。
「べこちぃ」の特徴の一つが「育成型AI」という点だ。サービス開始当初は回答精度が完全ではない場合もあるが、ユーザーとの日々の会話を通じて知識を蓄積し、継続的に精度を改善していく仕組みを持つ。同協会は、完璧すぎないからこそ愛されるご当地キャラクターのような存在を目指すとしており、親しみやすい口調とビジュアルで訪問者をおもてなしする。
近年の観光需要の多様化や旅行者の増加を背景に、リアルタイムで地域の魅力を発信できる案内体制の構築が求められていた。「べこちぃ」の登場により、時間や場所を問わず福島の旅情報にアクセスできる環境がさらに充実した。
「ふくしまの旅」はhttps://www.tif.ne.jp/からアクセスできる。


