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note株式会社は7月24日、AI編集アシスタント「StoryHub」を提供するスタートアップ企業・StoryHub株式会社への出資を発表した。noteがスタートアップ企業に出資するのは今回が初めてとなる。両社は今後、AI技術を活用した共同開発を進め、クリエイターの創作活動をより一層支援していく方針だ。

近年、AI技術の進化によりコンテンツ制作の効率は大幅に向上しているが、依然として魅力的な発信には人の感性や経験に基づく企画・編集の力が求められている。noteはこれまで、創作における人間の創造力を引き出すアシスタントとしてAI機能を提供してきた。一方、StoryHub社もまた、人間の創造性を重視するスタンスのもとでAI編集ツール「StoryHub」を開発。制作工程を効率化しながらも品質を損なわない点が高く評価されており、現在までにTV局や新聞社、出版社、企業のオウンドメディアなど80社以上に導入されている。

noteは、StoryHub社のAI活用への姿勢と実績に注目し、今回の出資を決定した。今後は同社との協業を通じて、より多様なクリエイター支援機能の開発を目指す。また、この取り組みはnoteの法人向け高機能プラン「note pro」のユーザーに向けた執筆支援プランの提供にもつながる予定で、AIとプロの編集者が連携して記事制作を支援する仕組みの構築が進められている。

その第一弾として、上場企業のIR活動を支援する情報発信プランの開発を開始。2025年7月22日に施行された東証のIR体制整備義務化を受けて、上場企業では専任担当者の配置や情報開示の強化が求められており、IR支援のニーズは高まっている。現在、noteを活用してIR情報を発信する企業は増加しており、IR noteマガジンの参加企業は122社に達している。こうした背景から、IR分野を開発の初期テーマに設定した。

StoryHub社は2022年4月設立のスタートアップで、「テクノロジーで言葉の壁をなくす」をミッションに掲げ、AIによって人間の創造性を引き出す編集支援ツールの開発・提供を行っている。本社は東京都千代田区に所在し、主力製品である「StoryHub」は特許技術を活用してコンテンツ制作の全工程を支援するオールインワン編集アシスタントとして提供されている。

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