「孤独のグルメ」の原作者:久住昌之氏と、土山しげる氏の作画による『漫画版 野武士のグルメ』の実写ドラマが、Netflixのオリジナルとして制作されます。【2017年3月17日(金)配信スタート】

WEBマガジン「幻冬舎plus」で“3rd season”まで連載されている『漫画版 野武士のグルメ』は、定年退職して、時間とお金を自由に使える様になったサラリーマン香住武(かすみ たけし)が、虚飾を排した素朴で粗野な“野武士”のように、自分が好きなものを、好きな時に、好きなように食することを決意して、様々な店で食を楽しんでいくグルメ漫画です。“おひとりさま”や“孤食”といったワードと共に異例のブームを巻き起こした「孤独のグルメ」に続き、“定年後の人生の楽しみ方”や“何ものにもとらわれない食の追求”など、『野武士のグルメ』の表現する新たなライフスタイルの価値観に注目が集まりそうです。

主人公の香住武は、竹中直人が演じ、冴えない初老男が、自由に生きることで次第に洗練されていく姿を体現しています。また、香住の理想の分身として、その心の中に登場する荒々しい野武士には、NHK連続テレビ小説「マッサン」での、頑固一徹な日本男児の印象が残る玉山鉄二。二人で一人となる両者のギャップの妙が醸し出すコミカルさも本作の魅力の一つです。

更に、香住をつかず離れず見つめる妻:静子には、「東京ラブストーリー」がアジア全域で絶大なる支持を集める鈴木保奈美と、日本のみならず、世界展開を睨んだ豪華なキャスティングとなり、この度の実写化にあたって、ドラマ版「孤独のグルメ」の製作スタッフ陣も再集結しました。

本作は、Netflixオリジナルドラマとして本編撮影が8月上旬から11月上旬まで行われ、9月には、総勢40人のアメリカ人スタッフが来日した大掛かりなスチール撮影が行われました。こうして、Netflix本国の主導により制作された今回のキービジュアルでは、日本のグルメや侍といったモチーフが、海外からの視点で描かれた、日本のものなのに、どこかアメリカ的な風合いのある逆輸入的雰囲気のビジュアルとなっています。

原作者:久住昌之氏コメント

定年して楽しそうにしている人が身の回りに多くて、そういう自由な定年後を食事を通じて描くのもいいなと思いました。自分もそうですが、年とってくると、そんなに食べられなくなるので、一食一食を外すと物凄く落ち込む。そういう部分は面白くなるんじゃないかなと思っています。B級とかグルメとか関係なく、食べることの滑稽さみたいな、ほっとすること、がっかりしたり怒ったりすることを書いているつもりです。面白いドラマなんですが、あまり説明している訳ではないので、観てツッコんでいただきたい。この食い方おかしいよとか、画面に向かって言いながら。なんか一杯、飲みながら観て頂けると面白いんじゃないかと思います。

作品概要

Netflixオリジナルドラマ『野武士のグルメ』
配信日:2017年3月17日(金) 世界190ヵ国同時ストリーミング開始
出演:竹中直人 玉山鉄二 鈴木保奈美
原作:久住昌之/土山しげる「漫画版 野武士のグルメ」(幻冬舎刊)
監督:藤井道人/星護/宝来忠昭
制作プロダクション: 共同テレビジョン 製作: Netflix
エピソード:全12話
https://www.netflix.com/jp

(2016年12月13日 CREATIVE VILLAGE編集部)