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大阪関西国際芸術祭実行委員会(株式会社アートローグ内)は、2025年9月14日から10月13日まで、大阪市北区の「ルクア大阪」でアート企画展「思弁的な音楽/物語派」を開催する。会場はJR大阪駅直結の商業施設内に位置する「LUCUAホール」で、入場料は1500円。芸術祭のエキシビションプログラムの一環として実施される。

本展は、インターネットカルチャーを牽引する人気ボカロアーティストによるアート作品を紹介するシリーズの第4弾である。これまで「拡張される音楽」「共に在る音楽」といったテーマで累計5000人以上を動員してきた。今回は「思弁的な音楽」をテーマに、映像と音楽を融合させた作品群を展示する。すべての作品には楽曲が付随し、エンターテインメントと思想性を兼ね備えた表現を提示する。キュレーションを手がけるのはアーティストの佐久間洋司で、椎乃味醂、sekai、中瀬ミル、梨、Neuron(Empty old City)らが参加する予定だ。会場では関連グッズの販売も行われ、買い物空間と芸術表現が交錯する新しい体験が提供される。

また、9月1日から30日まで、ルクア大阪1階のショーウィンドウでは映像展示企画「Study:UMEDA URBAN MUSEUM」が実施されている。世界各国から寄せられた短編映像の中から選ばれた約20作品を公開し、無音でも成立する表現や実験的な映像が、1日100万人以上が行き交う梅田の中心で人々の日常に刺激を与える。

今回の企画はいずれも「Study:大阪関西国際芸術祭2025」の第3章「都市とアートの関係性」の一環として展開される。同芸術祭は「アート×ヒト×社会の関係をStudyする」を理念に掲げ、文化芸術を通じて社会課題の可視化や経済活性化を目指している。今年は24の国と地域から100組以上のアーティストが参加し、大阪・関西万博と連動する形で市内各地を舞台に多彩なプログラムが繰り広げられる。都市空間を舞台としたアートの実験は、来場者に新しい視点を提示するとともに、大阪の街全体を創造的に変容させていくことが期待されている。

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