東京都大田区にある商業施設「アトレ大森」は、2025年11月に迎える「アトレ化20周年」を記念し、地域連携の一環として日本芸術専門学校と共同制作したショートドラマを公開する。8月4日から公式Instagramにて配信が始まり、20周年記念祭の先駆けコンテンツとして位置付けられている。
今回のショートドラマのタイトルは「ようこそ、ハタチのアトレ大森へ。」。物語はアトレ大森でアルバイトをする20歳の主人公アオを中心に展開し、施設内での出会いや成長を描いた青春ドラマとなっている。出演者には実際に20歳前後の学生が起用され、等身大の演技が作品にリアリティを与えている。全7話で構成され、笑いや感動、そして将来への不安など、人生の節目を迎える若者たちの心情を丁寧に描き出す内容となっている。
配信期間は8月4日から10月27日までの約3か月間で、隔週月曜日に1話ずつ公開される。また、8月2日・3日に開催予定の日本芸術専門学校主催「日芸演劇祭」でも、本作品の一部映像が公開される予定となっている。
ドラマ内ではアトレ大森に出店する実店舗とのコラボレーションも行われており、主人公が成人式に向かう場面では「きものやまと」の振袖を着用。また、実際にアルバイト先として「シャン・ド・エルブ」が登場するなど、施設の魅力を生かした演出も見どころの一つだ。
20周年祭は10月27日のドラマ最終配信日に合わせてスタートし、11月15日までの期間中に開催される。「#ズットアトレ大森」という記念ロゴも制作されており、大森の「森」を象徴するエメラルドグリーンに、20周年を意味する「20」の文字があしらわれている。
また、周年祭期間中は日本芸術専門学校との再連携による館内放送も予定されており、施設全体で20周年を盛り上げる企画が展開される。さらに、5階のギャラリーではショートドラマの名場面や撮影の裏側を公開する展示も行われ、制作現場で真剣に作品と向き合う学生たちの姿が紹介される予定だ。
株式会社アトレは、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」にも賛同し、地域社会と連携した持続可能な取り組みを今後も積極的に進めていく考えである。



