アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が、2025年開催の映画祭で初となる「ホラー&サスペンスカテゴリー」を新設した。協力するのは、映像・文芸・コミックなど幅広いジャンルのクリエイターを支援する株式会社CRG(Creative Guardian)で、この新カテゴリーではジャンルの枠を超えた恐怖とスリルの世界を発信する。
本カテゴリーの目玉として、ノミネート作品の中から最も才能あふれる作品および監督に「最震賞 supported by CRG」が授与される。受賞者には賞金50万円が贈られる。
上映される11作品には、俳優・仲里依紗が監督した『撮影/鏑木真一』や、SNSから始まる恐怖を描いた『Twitter』、近未来のゾンビウイルス世界を描く『すみませんが、助けに行きませんよ!』など、多様で個性豊かなジャパン・ホラーが勢揃いした。
5月28日(水)から6月11日(水)にかけて、ノミネート作品はSSFF & ASIA 2025オンライングランドシアターで国内外に配信される。さらに、5月30日(金)には表参道ヒルズで特別イベント「恐怖と悦楽の境界線!上映&トークイベント」が開催され、最終ノミネート作品が一挙に公開される。
イベントでは、ホラー好きを公言する元乃木坂46の俳優・生駒里奈と、呪物コレクターとして知られる人気YouTuber「都市ボーイズ」のはやせやすひろが特別ゲストとして登場。プレゼンターには、「HERO」「ガリレオ」など数々のヒットドラマを手がけた脚本家・福田靖氏が務める。
株式会社CRG代表の四宮隆史氏は、「若手クリエイターたちの震えるような才能に出会えることを楽しみにしている」とコメントを寄せた。SSFF & ASIAは、日本ホラーの国際的な評価を背景に、新たな才能の発掘と世界への発信を狙う。
映画界の次なる恐怖は、ショートフィルムから生まれるかもしれない。