マンガやアニメといった日本発のポップカルチャーを通じて、世界中のクリエイター志望者にプロデビューの機会を提供する国際コンテスト「京都国際クリエイターズアワード2025」が、本日5月28日より開催された。主催は京都市および京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会で、事務局業務は株式会社MediBang(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高島秀行)が担当する。
このアワードは、将来のマンガ家やアニメクリエイターを目指す人々が、京都という文化都市を舞台にプロへの一歩を踏み出すための登竜門として開催されている。募集部門は「コミックコンテスト」と「デジタルアニメコンテスト」の2種類で、世界中から作品を受け付ける。応募期間は2025年5月28日から同年8月31日午後5時(日本時間)まで。
コミックコンテストの対象は、日本でのプロデビューを目指すマンガ家志望者、または現在商業誌で活動していないプロのクリエイター。国籍は問わない。一方、デジタルアニメコンテストは、日本でのプロデビューを志すアニメクリエイター志望者、または自主制作作品での応募を希望するプロが対象となっている。作品のテーマは自由であり、詳細な応募条件はそれぞれのコンテスト公式ウェブサイトに掲載されている。
受賞作品の発表は2025年10月上旬を予定しており、授賞式は11月中旬に京都で開催される。賞金は、各コンテストで最優秀賞が10万円、準優秀賞が5万円、入賞が1万円とされ、受賞者は授賞式にも招待される。
昨年実施された「京都国際クリエイターズアワード2024」では、合計869作品(コミック735作品、デジタルアニメ134作品)が世界75の国と地域から寄せられ、コミック部門の優秀賞に『Church Of Sinners』、デジタルアニメ部門の優秀賞には『Wind Goes On』が選ばれた。年々注目度が高まり、世界の若き才能が集う場となっている。
本アワードは、京都市と京都国際マンガ・アニメフェア(通称「京まふ」)の連携によって開催されており、「京まふ」は2012年から始まった西日本最大級のマンガ・アニメ・ゲーム総合見本市として知られている。コンテンツ産業の振興と関西圏の市場活性化を目指す重要な文化イベントである。
事務局を務めるMediBangは、「世界中の誰でもクリエイターに」を掲げ、マンガ制作ソフト『MediBang Paint』や投稿サイト『ART street』など、世界中のクリエイターに向けたサービスを展開している企業である。今回のアワードも、その理念に基づき、グローバルな創作活動の支援を目的に実施されている。
詳細および応募は、各コンテストの公式ウェブサイトから可能。世界の若き才能が京都に集い、新たなスターが誕生する瞬間に期待が高まっている。