株式会社ソフトギア(本社:東京都新宿区、代表取締役:青木健悟)は7月4日、同社が運営するメタバースプラットフォーム「neem」において、ゲーム作成機能の大型アップデートを実施したと発表した。今回のアップデートにより、プログラミングの知識がないユーザーでも、ノーコード環境で手軽にゲームを作成・公開できるようになる。
neemは、3D空間とWebのシームレスなブラウジング、URLを通じた空間共有、リアルタイム地形変化といった特許技術を基盤に開発されたプラットフォームで、ビジネスからエンターテインメントまで多様な分野で活用されている。これまでにもコミュニケーション機能の拡充やマップ自動生成、モバイル対応といった機能強化を重ねてきたが、今回のアップデートはその中でも最大規模の改良となる。
アップデートされたゲーム作成機能では、ユーザーインターフェースの操作性を大きく向上させ、直感的な操作だけで全工程を完結できる仕様とした。これにより、アイデアさえあれば誰でもすぐにゲーム制作に取り組める環境が整った。さらに、キャラクターの通信同期やマルチプレイ参加フローの機能も追加され、アクションRPGのような高度なインタラクティブゲームの開発も可能となっている。
そのほかにも、アイテムインベントリ、装備品システム、キャラクターアニメーション制御、ゲームオーバーとリスポーン処理、3Dモデルプレビューなど、多くの高度なゲームロジックや演出機能が新たに搭載された。初心者でもスムーズに制作を始められるよう、サンプルゲームも同時に公開されている。
「neem」が掲げる「世界中の誰もがクリエイターになれる社会」の実現に向け、今回のアップデートはその象徴ともいえる取り組みだ。利用者自身が自由に「遊び」を創造し、他者と共有できる環境を整えることで、新たなユーザー体験を提供し、同プラットフォームの存在感をメタバース市場でさらに高める狙いがある。
ソフトギアは今後も、ユーザーの創作意欲を後押ししながら、革新的なメタバース体験の提供を目指すとしている。


