株式会社NEIGHBOR(本社:東京都千代田区、以下NEIGHBOR)は、世界で4億人以上のユーザーを持つゲーム「フォートナイト」を活用した企業向けの仮想拠点運用プランを本格始動した。SNSやYouTubeのように継続的な更新が可能なフォートナイトのバーチャル空間を活用し、企業の長期的なブランド発信やファンコミュニティの育成を支援する。

NEIGHBORが提供する運用プランは、企業独自のフォートナイト空間を“ホームページのように資産化”できる点が特徴だ。定期的なイベントや新要素を追加しながら、ユーザーとの接点を持続的に強化する。

フォートナイトは、Epic Gamesが提供する公式ツール「UEFN(Unreal Editor for Fortnite)」を活用することで、誰でもオリジナルの仮想空間を制作できるプラットフォームとして成長を続けている。グローバルなZ世代を中心としたプレイヤー層に向けて、企業が独自のバーチャル体験を提供することが可能となる。

NEIGHBORの運用プランを導入することで、企業はブランドの長期的な拠点化が可能になる。バーチャル空間を継続的に更新することで企業のブランド価値を持続的に発信できるほか、ユーザー行動データを蓄積し、次の施策に活かすことでファンの満足度向上にもつながる。さらに、新商品やサービスのプロモーションにも活用でき、発売前後の話題作りやアニメ・映画の世界観を再現したイベントを通じてユーザーとの接点を広げることができる。

NEIGHBORは、企業のブランド戦略に応じた最適なフォートナイト活用プランを提供する。まず、ターゲットやブランドイメージをもとに要件をヒアリングし、企画の方向性を決定。その後、UEFNを活用してオリジナルのバーチャル空間を制作し、テストプレイを経て公開する。公開後は、季節イベントやSNSと連動したキャンペーンの実施、Discordを活用したコミュニティ運営など、継続的なアップデートやイベント運営も可能だ。

NEIGHBORは、映画「すずめの戸締まり」やNetflixアニメ「Junji Ito Maniac」のプロモーションをフォートナイト上で展開した実績を持つ。また、「Skibidi Toilet」やアーティスト「Snoop Dogg」など、さまざまなIPのプロモーションを手掛けてきた。特筆すべきは、同社が制作したフォートナイトの仮想空間がEpic Gamesによる公式フィーチャリングを18回も獲得している点だ。これは、NEIGHBORの制作技術とコンテンツの魅力が高く評価されている証拠である。

NEIGHBORは、これまで培ってきたフォートナイト仮想空間の運営ノウハウを活かし、企業やIPホルダーがフォートナイト内でブランドや世界観を“メディア化”できるよう全面的にサポートしていくと述べる。日本発のデジタルカルチャーをさらに発展させ、企業の新たなブランド戦略を支援する考えだ。

企業のマーケティング手法が多様化する中、フォートナイトを活用した仮想空間戦略は、新たなブランドコミュニケーションの形として注目されそうだ。