ナイル株式会社は、全国の10代~60代男女を対象に音楽鑑賞に関するアンケート調査を実施。10~20代における定額制音楽配信サービスの利用率は6割以上に上っていることや、最も多く利用されている定額制音楽配信サービスは「Spotify」だということ、さらに、定額制音楽配信サービスを選ぶときは「料金」と「曲数」を重視していることなどが明らかとなった。

調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年10月13日~2022年10月20日
調査委託先:株式会社ジャストシステム
調査対象:全国の10代~60代男女
サンプル数:1329人(男性:663人/女性:666人)

音楽はYouTubeで聴く。10~20代はサブスクサービスの利用も多い

「普段、音楽をどのように聴いていますか?(複数選択可)」の質問で、最も多かったのはYouTubeなどの「動画共有サイト」。回答者の約半数が利用していました。次いで多いのは、2位「テレビ」、3位「CDを買う」、4位「定額制音楽配信サービス」。CDの売れ行きが減少しているという話をよく耳にするが、総合ではまだ定額制音楽配信サービスやダウンロード購入よりも利用者が多いようだ。

年代別で見てみると、どの年代も最も回答が多かったのは「動画共有サイト」。特に10代は7割弱が利用しており、他の年代よりも割合が高い傾向に。一方で「テレビ」「ラジオ」は50代60代の利用者が多いのが特徴的。10~30代で2番目に回答が多かったのは「定額制音楽配信サービス」でしたが、40代以上では「テレビ」「CDを買う」が「定額制音楽配信サービス」を上回っていた。

過半数が定額制音楽配信サービスの利用経験あり

定額制音楽配信サービスの利用経験の有無について調べたところ、過半数が利用経験あり。現在利用中の方は無料サービス、有料サービスあわせて49%だった。

「無料サービスを利用中」「有料サービスを利用中」「無料・有料どちらも利用中」と回答した人の割合を年代別に見てみると、10代が最も多い68.02%。20代も63.51%と過半数を占めている。年代が上がるほど割合は減っていき、30代と40代は約半数、50代以上は3割程度だった。

人気の音楽配信サービスは「Spotify」

定額制音楽配信サービスの利用経験者750人の現在利用中の定額制音楽配信サービスを調べたところ、1位「Spotify(スポティファイ)」218人、2位「Apple Music」164人、3位「Amazon Music Prime」156人、4位「YouTube Music」130人、5位「LINE MUSIC」116人だった。

人気の上位5サービスで、利用者の年代別割合についても調査を実施。「Spotify」は各年代からバランスよく利用されています。「Amazon Music Prime」「YouTube Music」は30代以上の割合が、「Apple Music」「LINE MUSIC」は20代以下の割合が多くなっているのが特徴。特に「LINE MUSIC」は10代が40.5%、20代が30.2%と、約7割が20代以下と極端な比率になっていた。

定額制音楽配信サービスを選ぶ基準は「料金」と「曲数」

定額制音楽配信サービスの利用経験者750人に「定額制配信サービスに加入するときの決め手」を質問したところ、最も多かったのは「料金」。7割弱の人が月額料金を重視していた。
次いで多いのは「楽曲の配信数」「好きなアーティストの楽曲充実度」。何を聴けるのか、どれだけ聴けるのかが選ぶ基準となるようだ。反対に「口コミ」「オリジナルコンテンツ」を選択した人は1割以下に。最近は独占配信のポッドキャスト番組を打ち出しているサービスも多いですが、そこに対する需要はまだ高くなさそうだ。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000055900.html