国内最大級の広告クリエイティブフェスティバル「虎ノ門広告祭」が、2025年10月17日から24日までの8日間にわたり、東京・虎ノ門ヒルズ内のTOKYO NODEで初開催されることが発表された。主催は虎ノ門広告祭実行委員会で、会場協力は森ビル株式会社が行う。
本イベントは「ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテインメントを繋ぐクリエイティビティ」をテーマに掲げ、20代から80代までの幅広い世代、総勢約200名の広告クリエイターが参加する予定。会期中には、カンファレンス、トークセッション、グラフィックや映像、体験型展示、作品上映会、ワークショップ、交流会など、80を超える多様なイベントが開催される。
第一弾の登壇者として、小田桐昭氏、糸井重里氏、佐野研二郎氏、太田恵美氏など、業界の第一線で活躍するベテランに加え、新進気鋭の若手クリエイターら155名の参加が発表された。今後も登壇者は随時追加される予定で、広告業界の枠を超えた多彩な顔ぶれが期待されている。
また、カンヌライオンズやThe One Club for Creativity、Young Director Awardといった国際的な広告クリエイティブ団体、国内ではACC(全日本シーエム放送連盟)、JAAA(日本広告業協会)、JAC(日本アド・コンテンツ制作社連盟)、アドミュージアム東京、さらには国際マーケティングカンファレンス「アドテック東京」との連携も決定。業界の垣根を越えた大規模なネットワークと連携することにより、広告という表現の未来を多角的に探る場となる。
本祭のクリエイティブ・ディレクターを務めるのは、クリエイティブ・テクノロジストとして知られる菅野薫氏。菅野氏は「広告とは、知性と感性を駆使して人間同士が本質的につながるための営み。AIやSNSが席巻する今だからこそ、変わるべきことと変わらない本質の両方を見つめ直す機会が必要だ」と語り、世代や立場を超えた出会いの場としての本イベントに強い意義を込めている。
ビジュアル面では、アートディレクターの佐野研二郎氏と香取有美氏がキービジュアルとコピーを担当。過去に数多くの広告賞を受賞した2人による表現にも注目が集まっている。
虎ノ門広告祭の会場となるTOKYO NODEは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー最上部に位置する約10,000㎡の複合施設。最新の技術や表現を交差させる空間として設計され、レストラン、ギャラリー、イベントホール、ルーフトップガーデンを備える。都市の中心で最先端のクリエイティブを体験できる舞台となる。




