株式会社KADOKAWAは、同社が主催する新人文学賞「電撃小説大賞」第32回受賞作の書籍を、2026年6月から順次発売する。応募総数は3,719作品にのぼり、その中から選ばれた9作品が電撃文庫、メディアワークス文庫、文芸単行本の各レーベルで刊行される。
最初の刊行は6月10日で、電撃文庫から銀賞受賞作『砂上メイド戦艦喫茶あぽかりぷちゅへようこそ』(倉田和算著)が発売される。定価は902円で、異色の世界観と娯楽性を前面に出した作品として注目されている。その後も7月から10月にかけ、金賞、大賞、各賞の受賞作が順次店頭に並ぶ予定だ。
電撃文庫では、大賞と支倉凍砂賞を同時受賞した魚里著『新編古典心中』が10月9日に発売予定であるほか、来述延著『歌姫を殺したい』、森上サナオ著『さよならアイリスウィッチ』が7月10日に刊行される。銀賞の神代翁著『腹黒姫様と天然竜の旅行記』は9月10日発売予定で、奨励賞の尖崎枯樹著『Angel Fall//Under Shaft』は8月7日に登場する。
メディアワークス文庫からは、メディアワークス文庫賞を受賞した柴野日向著『雨、時々こんぺいとう』が6月25日に発売され、奨励賞の草森ゆき著『悔恨食道楽紀行』が7月24日に続く。さらに、文芸単行本レーベル「電撃の新文芸」では、電撃の新文芸賞を受賞した長月東葭著『かいじゅうのむすめ』が2026年夏頃に刊行される予定だ。
電撃小説大賞は1993年に創設された新人の登竜門で、これまでに『アクセル・ワールド』や『86―エイティシックス―』など多くのヒット作家と作品を世に送り出してきた。近年もアニメ化や映像化が相次いでおり、受賞作のその後の展開にも注目が集まっている。今回の第32回受賞作も、次代のエンターテインメントを担う存在として期待されている。