米国の立体ポップアート作家チャールズ・ファジーノ氏の展覧会が、3月10日から京都伊勢丹で開かれる。メジャーリーグベースボール(MLB)の公式アーティストとして知られるファジーノ氏は、今年アーティスト活動50周年を迎える。会期は23日までで、入場は無料。会場は期間中に10階アートスペースと3階ザ・ステージの2カ所で展開される。

ファジーノ氏はニューヨークを拠点に活動し、30年以上にわたり現代ポップアート界を牽引してきた。彼の特徴は、版画を細かく切り分けて層状に重ね、シリコンで立体的に仕上げる「3Dレイヤリング技法」にある。さらにラメやスワロフスキー・クリスタルをあしらい、作品に独自の輝きと奥行きを与える。こうした緻密で華やかな作風は、世界中のコレクターや美術ファンを魅了してきた。

今回の京都展では、約40点の立体作品を展示。「ドジャース・ワールドチャンピオン」や「スマイル・デンティスト」といった近年の代表作が並ぶほか、日本文化を題材にした「トラベリング・ジャパン」シリーズも注目を集めている。このシリーズは、旅情あふれる風景や人々の賑わいを華やかな色彩と精緻な構成で表現し、国内外で高い評価を得ている。

展示は百貨店内で気軽に鑑賞できる構成となっており、美術に馴染みのない来場者や家族連れでも楽しめる内容だ。主催のハイスピリッツアンドユウ株式会社(大阪市)は、「作品の立体感とポップな色彩を通して、多くの人にアートの楽しさを伝えたい」と話している。

CREATIVE JOB用バナー