ITエンジニアに読んでほしい技術書とビジネス書を選ぶ「ITエンジニア本大賞2026」の最終結果が発表された。主催は翔泳社(本社・東京都新宿区、社長・臼井かおる)。2月19日に総合ITカンファレンス「Developers Summit 2026」内で開催されたプレゼン大会と最終投票を経て、各部門の大賞作品が決定した。
技術書部門の大賞には、谷中瞳著『ことばの意味を計算するしくみ 計算言語学と自然言語処理の基礎』(講談社)が選ばれた。言語の背後にある計算構造をわかりやすく解説し、AI時代の基礎を支える一冊として高く評価された。一方、ビジネス書部門では阪上誠著『エンジニアの持続的成長37のヒント』(ビジネス教育出版社)が受賞した。エンジニアのキャリア形成に役立つ実践的なアドバイスが支持を集めた。
この賞は、ITエンジニアが自らの視点で「他のエンジニアに薦めたい本」を選ぶユニークな企画である。出版社や刊行年を問わず、この1年を振り返って印象に残った書籍をWeb投票し、上位6作品の著者や編集者が登壇してプレゼンを行う。その内容と投票結果をもとに当日の会場で大賞を決定する仕組みだ。
今年は特別賞も授与され、野溝のみぞう氏が推薦した『現場で活用するためのAIエージェント実践入門』(講談社)と、宮本沙織氏が推薦した『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…科学的に証明されたすごい習慣大百科』(SBクリエイティブ)が選ばれた。
翔泳社は、今後全国の書店で「ITエンジニア本大賞2026フェア」を展開する予定である。プレゼン大会で紹介された書籍やベスト10作品を中心に展示を行い、著者による手書きコメント入りのPOPも設置されるという。エンジニアの学びを支える書籍が広く紹介される機会となりそうだ。


