台湾を代表する金融機関の玉山銀行が、国際公募型のアートアワード「E.SUN Art Awards 2026」を開催する。日本国内での広報活動は、東京・渋谷区に本社を置く株式会社TODOROKIが担当する。
本アワードは、アジアを中心とした国際的なアーティストの発掘と支援を目的に行われる第4回目の公募展である。賞金総額は13万米ドル(約2,000万円)に上り、国際部門の最優秀賞には3万6,000米ドル(約550万円)が授与される。受賞者には賞金のほか、展覧会での展示や作品収蔵の機会も提供される予定だ。
主題は台湾最高峰の玉山(ユイシャン/Jade Mountain)であり、自然と芸術への関心を出発点に世界のアーティストへ創作の場を開く国際コンペティションとして位置づけられている。これまでの開催では、5大陸72カ国から延べ5,000点以上の応募が集まり、台湾を代表する国際美術賞のひとつとして認知されてきた。
2026年開催となる今回のテーマは「玉山」と「音楽」の二つで、応募者は少なくとも一つを選択して制作する。「玉山」では玉山国立公園の自然や文化的特質を描き、環境の持続可能性や大地への思い、生命力あふれる山の美を表現することが求められる。「音楽」では、言語や文化、時空を超えて人々の感情をつなぐ音楽の力を絵画として可視化することが狙いとなる。
応募可能な作品は、油彩、アクリル、日本画を基本とし、サイズは72.5×91センチ以内、応募は一人一点までとしている。
審査は、美術分野の著名な研究者や専門家が担当し、選ばれた作品は10月から12月にかけて玉山銀行で開催される展覧会で一般公開される。
玉山銀行は本アワードを通じて、台湾の自然と文化への理解を深めるとともに、国際的なアーティストの創造性を支援し、芸術が持つ社会的・環境的メッセージを発信していく方針だとしている。過去の開催でも、参加アーティストが本アワードをきっかけに国内外で活動の場を広げており、次代を担うクリエイターの登竜門として機能してきた。
日本国内の広報を担うTODOROKIは、アートフェアや展覧会、アワード運営などの国際プロジェクトで培った知見をもとに、参加しやすく分かりやすいアワード運営を目指す。同社は「アートの価値を翻訳し、人と社会に新しい視点を」を掲げ、アートと多様な領域を結ぶ企画や、企業・行政との共創プロジェクトなどを展開している。
「E.SUN Art Awards 2026」公式サイト:https://event.esunbank.com.tw/mkt/drawesun/esunbank_jp.html



