東京都港区のバイドゥ株式会社は2月10日、同社が提供するきせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」上で実施したアンケート調査「Simejiランキング」を発表した。テーマは「Z世代が選ぶ、次にくるSNS・コミュニティアプリ」。対象は15〜28歳の男女1,643人で、調査期間は1月27日から2月6日までだった。結果からは、若年層が“広がり”よりも“居場所”を求めるSNSへの関心を強めている現状が浮かび上がった。
1位に選ばれたのは、通話や趣味別のコミュニティ機能が充実した「Discord」だった。ユーザーはゲームや音楽など共通の関心事を通じて交流しており、「高品質な通話機能」「目的別のサーバーが作りやすい」といった理由が支持を集めた。日常的な連絡手段として使う声も多いという。
2位には匿名SNS「GRAVITY」が入った。刺激的なSNS文化に疲れた人の“逃げ場”という位置づけで、「優しい雰囲気」や「トラブルの少なさ」が評価された。3位の「BeReal」は、通知とともにその瞬間の写真を撮影・投稿する仕組みが特徴で、「無加工のリアルを共有できる」点が人気を集めた。
4位の「Threads」はInstagram連携による安心感、5位の「Lemon8」は美容やライフスタイル情報の充実が支持理由となった。6位には海外発の掲示板型サイト「Reddit」、7位にアバターで交流できる「ZEPETO」、8位には国産SNS「mixi2」、9位に「Bluesky」、10位に分散型SNS「Mastodon」が続いた。
上位には、趣味や関心事ごとに集える「目的別コミュニティ」や匿名性、そして通話・雑談といった“会話を前提とした”つながりを重視する傾向が共通して見られた。また、RedditやMastodonのように情報収集や議論に特化した場、ZEPETOのように自己表現を楽しむ空間も注目されており、SNSの多様化が進んでいる。
同社は今回の結果について、「Z世代は“広くつながるSNS”よりも、自分に合った居場所を選ぶ“コミュニティ”へと関心を移しつつある」とまとめている。SimejiランキングはZ世代の最新トレンドを発信する月次調査で、アプリ上のアンケートを基に作成されている。



