滋賀県彦根市が「映画のまち」としての新たな一歩を踏み出す。市は3月28日と29日、初の映画祭「彦根映画祭2026」をプロシードアリーナHIKONEで開催する。映画を通じたまちづくりを掲げ、市民と来場者がともに映画文化に親しむ機会を創出することが狙いだ。
彦根市は古くから時代劇の舞台として知られ、豊かな自然と歴史的景観を生かして多くの撮影が行われてきた。近年は現代劇やオープンセットの整備が進み、映画との結びつきが深まっている。市はこうした環境を背景に、地域の魅力発信と観光振興を図る。
映画祭では「観る・撮る・楽しむ」をテーマに、多彩な企画を展開する。上映プログラムでは『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』や『レジェンド&バタフライ』など、彦根ゆかりの作品がスクリーンを飾る。上映後には彦根市長田島一成氏、映画監督大友啓史氏、俳優で特任フェローのこがけん氏らによる舞台挨拶やセレモニーも予定されている。
さらに、人気キャラクター「ひこにゃん」が主演を務めるショートムービーの撮影が会場内で行われる。女優の小澤真利奈さんも出演し、ワークショップ形式での公開ロケを実施する予定だ。この特別協賛には地元企業や団体が多数名を連ね、地域一体となった取り組みとなっている。
体験型イベントも豊富だ。マイクロドローンによる空撮映像体験や操縦ワークショップが開催され、参加者は「空から眺める彦根城」を楽しめる。加えて、映画製作者や関係者によるパネルディスカッションや講演会も行われ、映像表現や地域連携の重要性が語られる見込みである。
映画祭の魅力を高めるため、市はクラウドファンディングも実施中だ。支援はCAMPFIREを通じて2月28日まで受け付けており、目標金額は80万円。彦根市は「多くの人に参加してもらい、映画を通してまちの新しい魅力を発信したい」と意気込んでいる。
「彦根映画祭2026」公式サイト:https://hikonefilmfestival.com/

