AIアートに特化したソーシャル・ネットワーキング・サービス「Ganpuku(ガンプク)」が、1月20日正午よりオープンβテストを開始した。開発・運営は東京都港区の株式会社モノリスで、テスト期間は2月20日までを予定している。サービスはPCとスマートフォンのブラウザからアクセスできる。
AI画像生成が一般化する一方で、生成作品を体系的に蓄積・鑑賞できる場所は少ない。こうした状況を背景に、「Ganpuku」はAIアートの文化的価値を高める場を目指して誕生した。開発チームは「クリエイターと鑑賞者を結び、作品が単なる消費で終わらない場にしたい」と語る。
サービス名の由来は「美しいものを見て幸福を感じる」ことを意味する日本語の「眼福」だ。Ganpukuは、鑑賞する喜びと制作する喜びが循環する体験を提供し、AI時代の美的体験を拡張することを狙う。
特徴の一つは、ユーザーの好みに合わせて作品を選びやすくする「3軸フォローシステム」である。作家全体、特定シリーズのポートフォリオ、またはテーマタグの3方向からフォローできるため、興味に沿った作品だけをタイムラインに表示できる。好みの違いに応じて柔軟に鑑賞スタイルを構築できる点が新しい。
もう一つの注目機能は、埋もれがちな名作を浮かび上がらせる「眼福ガチャ」だ。2枚の作品をランダムに提示し、ユーザーが直感的に選ぶ仕組みで、フォロワー数に依存しない評価の機会を提供する。運営はこの仕組みを「偶然の出会いを楽しむデジタル美術館」と表現している。
Ganpukuは今後、AIアートを一過性の流行ではなく継続的な表現文化として根付かせることを目標に、収益化やクリエイター支援の仕組みも検討している。基本利用は無料で、現在はクラウドファンディングを通じて限定バッジが入手できる支援キャンペーンも実施中だ。



