人気アニメ『秘密結社 鷹の爪』が2026年に放送開始から20周年を迎え、記念プロジェクトの幕開けとして「20周年だよ 団員集合!ギヒルズ実験劇場~AIインタラクティブMOVIE上映会~」を開催した。イベントは1月10日、東京・六本木ヒルズのTOHOシネマズで行われ、関係者を含む約400人が来場した。
上映されたのは、株式会社ディー・エル・イー(DLE)とAI開発企業AI VOLTが共同で制作したAIインタラクティブ映画『犯人はあなただ!でも間違ってたらごめんなさい』である。観客が劇場内でスマートフォンを操作し、作品内に参加できる仕掛けが導入された。
参加者の顔写真と音声を基に「鷹の爪」風アバターが生成され、選ばれた観客がキャラクターとして本編に登場するという新しい試みが話題を呼んだ。また、観客は登録時やグッズ購入で得たポイントを作品内で使用でき、投入されたポイントによってシナリオやエンドロールが変化する仕組みも採用された。観客の行動がリアルタイムで映画内容に影響するという独自の体験を実現した。
上映会後は、監督・FROGMANとAI VOLT代表の軍神未来によるトークセッションや展示企画、記念撮影会が行われた。会場にはシリーズの人気回「ポイポン」「ジェイポン」に関する展示も並び、ファンが作品の歴史を振り返った。
FROGMAN監督は、「無料上映にもかかわらず出席率は9割を超え、関心の高さを実感した。20周年は過去を称えるだけでなく、新たな表現の挑戦の年にしたい」と語った。軍神氏も「新技術を駆使しながら、観客がリアルタイムで作品に登場できる仕組みを構築した。AIとエンタメの融合をさらに進化させたい」と意気込みを述べた。
『秘密結社 鷹の爪』は2006年に始まり、風刺やパロディを盛り込んだ独自の作風で知られている。DLEは今後もAI技術を活用し、映像を「観る」から「共に創る」体験へと進化させる方針だ。


