東京・神保町で、出版文化の最前線を体感できるイベント「Zine & Book フェス in 神保町」が2026年1月18日と19日に開催される。会場は出版クラブビル（東京都千代田区神田神保町）で、主催は東京文化資源会議である。
神保町は、世界的な情報誌『タイムアウト』による「2025年 世界で最もクールな街」ランキングで第1位に選ばれ、国内外から注目を集めている。本イベントは、伝統ある書店文化と個人が情熱を注ぎ込むZine文化が交錯する場として企画された。会場には、古書店・出版社・シェア型書店とともに、全国から選ばれた43組のZineクリエイターが集結する。
Zineエリアでは、「いちばんよみやすい遠野物語」「SKY BOOKS」「アトリエ風戸」「破船房」「すぎもと組」など、多彩なジャンルと背景をもつ制作者たちが出展する。文芸や写真、アート、エッセイなど内容は幅広く、来場者は作り手それぞれの独自の視点や表現に触れることができる。
また、書店エリアには神保町を代表する老舗古書店や出版社、新しい潮流のシェア型書店が並ぶ。専門家の選書による本と、個人の情熱で生まれたZineが共存する光景は、「本の街」神保町の新たな未来像を映し出すものとなる。
会期中は、出版やZine文化の未来を語り合う対談・座談会も予定されている。入場料は一般前売券500円（当日1,000円）、学生500円。
世界に誇る「本の街」で、本と表現の新たな可能性を感じる2日間になりそうだ。
「Zine & Book フェス in 神保町」 https://jimbocho-zine-book-fes.com/
