Webディレクター年収診断バナーPC

静岡市葵区七間町で、市民が制作した映像を大スクリーンで上映するイベント「しずおか国際映像クリエイティブチャレンジ2025」が開催される。生成AIやXR(拡張現実)技術を活用した作品を全国から公募し、2026年1月31日に映画館「静岡東宝会館」で上映会と審査発表が行われる予定だ。

主催は「しずおか国際映像クリエイティブチャレンジ実行委員会」(代表・森岡加理武氏)。地域文化の再生と新たな映像表現の創出を目指す取組で、映画館運営会社やIT企業、アニメクリエイターらが連携している。誰でも参加できる生成AIやXRのワークショップも実施し、初心者でも映像制作を体験できる場を用意した。

作品募集は2025年12月3日から2026年1月5日まで行われる。部門は「生成AI部門」「XR(AR)部門」「静岡市特別部門」の3種類で、技術や経験は問わない。特別部門では「未来の都市生活」をテーマに、理想の街の姿を自由に表現することが求められる。

一次審査を通過した作品は映画館での上映に加え、XR部門の一部は七間町の街中でAR展示として公開される。映像を通して街が一体となる演出が期待されている。審査員にはXRやCG制作の第一線で活躍する佐藤文昭氏(A440)、川崎将護氏(Studio51)、遠藤基次氏(CafeGroup)の3名が名を連ね、参加者の発想と技術を評価する。

この取組は、地域課題の解決を目指す全国的なデータ活用企画「アーバンデータチャレンジ(UDC)2025」の静岡拠点にも登録されている。市が提供するオープンデータや地域キャラクターを活用した映像制作が可能で、市民によるシビックテック活動の推進も狙いの一つだ。

江戸時代から芝居や映画文化が根付く七間町は「映画のまち」として知られる。近年はデジタル化の波を受け、新たな形での文化発信が求められている。森岡代表は「受け取るだけのエンタメから創り出すエンタメへ。市民と企業が共に未来の表現を育てていきたい」と語っている。

「しずおか国際映像クリエイティブチャレンジ2025」 https://www.eizo-creative-challenge.com/

CREATIVE JOB用バナー