未来を実装するメディア『WIRED』日本版が主催する「CREATIVE HACK AWARD 2025」の受賞作品7作が、12月8日の最終審査会を経て決定した。13回目を迎えた同アワードは、「既成概念をハックせよ」をテーマに、独創的な発想と社会的洞察を評価するものである。
今年は国内外から230件の応募があり、一次・二次審査を通過した15組が最終審査でプレゼンテーションを実施した。会場では「なにを、なぜ、いかにハックしたのか」という視点から、審査員との質疑応答を交えて選考が行われた。結果、7組が受賞の栄誉を手にした。
グランプリには、川島桃香氏の「Trace of Rebirth」が選ばれた。準グランプリはNiki Takahashi氏の「新宿のための5つのおまじない」が受賞した。特別賞には、栗原一貴氏の「栗原式インパクトボタン」、垂直中心による「RED SPACE」、丸山礼華氏らのチームによる「まじかるた」が選ばれた。ヤングクリエイター賞は、薛博文氏らの「The You You Are ~別世界の自分と話せる公衆電話~」。また、ファイナリストクラブ賞には「RED SPACE」、ソニー賞は佐野風史氏の「Moving Auricle Device -direct model-」が受賞した。
同アワードは2013年に創設され、日本のクリエイティブシーンを牽引する新しい才能を発掘してきた。応募資格に年齢や国籍の制限はなく、アイデアや創作物を自由な形式で表現できる点が特徴である。審査は、意外性、社会性、表現性の三つの軸で評価された。
「CREATIVE HACK AWARD 2025」公式サイト:https://hack.wired.jp/



