韓国で人気を集める新世代キャラクター「メロービーン」が日本に上陸した。ライセンス契約を締結したのは、東京都渋谷区の株式会社LINDA.である。マスターライセンス権を取得し、国内での運営と展開を始めた。
メロービーンは、感情をテーマにしたデジタルキャラクターで、SNSや動画配信を通じて若い世代に共感を広げている。喜びや幸せ、共感といった感情を象徴する4匹のヒーロー、ミンティー・イェリー・ラリー・ルリーが主役となる。彼らは感情を失った惑星を救うため、地球へやって来たというストーリーを持つ。
韓国ではロッテ百貨店でのポップアップイベントやコスメ、飲食関連のコラボ商品など、デジタルとリアルを横断する展開で注目を集めてきた。カラーリングブックや教育分野との連携も進み、“感情を育てる”世界観が好評を得ている。
mellowbean Inc.のチェ・ジヒ最高経営責任者は、「かわいさを超えた感性とメッセージを持つキャラクターが求められている。メロービーンは“ポストKawaii”世代に寄り添い、新しいカルチャーを届けたい」と語る。チェ氏はイタリアブランドのMetrocityなどで活躍したデザイナーでもあり、韓国のファッションシーンを代表するクリエイターとして知られる。
LINDA.は、キャラクタープロデュースやライセンス事業を手がける企業で、これまでも多くのキャラクター展開を成功させてきた。「KAWAII」を軸にグローバルIPやオリジナルブランドの開発を続けており、今回の提携によって日本の市場に新たな感情型キャラクターカルチャーを広げる狙いだ。


