株式会社宣伝会議（東京都港区、代表取締役社長・高橋智哉）は、知的財産を活用した企画を表彰する新アワード「IP business賞（IPビジネス賞）」を創設した。アニメや漫画、ゲームなどのIP（知的財産）を通じて、新たな価値を創出する企業やクリエイターの発想を掘り起こすことが狙いである。
同賞は、協賛企業が持つキャラクターやブランド資産を活用し、その魅力と可能性を拡げるプロモーション企画を募集する。応募は企画書10枚以内で行い、アイデアの分野はゲームやアプリ、コラボ、メディア施策、PR、メタバースやAR・VR・ブロックチェーンなど幅広い領域を対象とする。
今回の課題は二つ。ヤンマーのキャラクター「ヤン坊マー坊」を活かし、若年層にブランド価値を伝える企画と、ゆうちょ銀行の「はりちょ」のファンを拡大するアイデアを募集する。いずれも既存キャラクターの新たなファン層開拓を目指したテーマである。
募集期間は2025年12月1日から2026年2月10日13時まで。グランプリには20万円、ゴールド賞には10万円、シルバー賞には5万円、加えて協賛企業賞として各社から3万円が授与される。各賞は複数回の審査を経て決定され、企業賞は協賛元が直接選定する。
審査員には、セガエックスディー取締役COOの伊藤真人氏や、電通カスタマーエクスペリエンス・クリエーティブ・センターの糸乘健太郎氏らが名を連ねる。いずれも企業キャラクターやIPを用いたプロモーションの第一線で活躍する専門家である。
宣伝会議はこれまで『宣伝会議』や『販促会議』などを通じて、広告・マーケティング分野の人材育成を行ってきた。新設メディア『IP business』では、デジタル時代のIP活用をテーマに事例紹介や教育プログラムを展開しており、今回のアワードもその延長線上に位置づけられている。
「IP business賞」公式サイト：https://awardg.sendenkaigi.com/iba/
