東急株式会社が運営する複合施設「渋谷ヒカリエ」8階の「Creative Space 8/」で、2025年12月、トークイベントからアート展示まで多様な企画が連日開催される。会場はイベントスペース「8/COURT」、レンタルギャラリー「8/CUBE1,2,3」、ギャラリー「Bunkamura Gallery 8/」の3エリアで、地域文化やデザイン、ソーシャルテーマを身近に感じられる内容となっている。
「8/COURT」では、街なかのオープンゼミとして社会人と学生が語り合う「カフェゼミ #69」(12月4日)や、台湾・新竹をテーマに旅とデザインを紹介する『d design travel HSINCHU』出版記念イベント(12月6日)が行われる。愛知県瀬戸市の陶磁器やガラス、木工のツクリテ10名が集う展示販売「瀬戸ツクリテの手仕事 in 渋谷ヒカリエ展示会」(12月12〜14日)も予定され、地域のものづくり文化に触れられる機会となる。
同じく「8/COURT」では、就労困難を抱える人と企業の取り組みを紹介する「ソーシャルファーム・ワークショップ2025」(12月18日)や、水田稲作と自然環境、都市生活のつながりを語る「リジェネラティブ・オーガニック 自然酒祭」(12月19日)が開かれる。アートソフビ作品が並ぶ「第玖回シブヤモダンソフビマーケット」(12月20〜21日)や、老舗企業のインハウスデザイナーが語る「100年企業クロストークセッション」(12月26日)も予定され、社会課題からポップカルチャーまで幅広いテーマが一堂に会する。
「8/CUBE」では、若手アーティスト22名の作品を展示する「KAMIYAMA ART 11th Exhibition」(11月27日〜12月2日)に続き、福島県葛尾村でのアート活動を「手」の営みから紹介する「生なる手」(12月4〜14日)が開催される。第二次世界大戦中の軍用カメラで平和の瞬間を撮影した写真展「MAKE AIR NOT WAR」(12月16〜21日)や、昭和のパッケージと現代デザイナーの創作を並べる「昭和100年パッケージ展」(12月23〜30日)も予定され、デザインの歴史と未来を考える場となる。
「Bunkamura Gallery 8/」では、フランスのポスターデザイナー、レイモン・サヴィニャックのヴィンテージポスター約100点を紹介する「レイモン・サヴィニャック展」(12月6日〜2026年1月4日)が開かれる。ユーモアあふれるキャラクターとシンプルな構図で知られる作品が展示販売され、ホリデーシーズンに合わせて広告グッズやブロカントも並ぶ。渋谷ヒカリエは各線渋谷駅と直結し、アクセスしやすい立地から多くの来場が見込まれている。




